那須 ・ 奏身舎

オイリュトミーホール 那須 ・ 奏身舎(そうしんしゃ)へようこそ

ブログ

2025-02-05 09:10:00

魂のこよみ44週「新たな感覚の刺激を受け明るく澄んだ魂は・・」

👹節分から立春へ

節を分ける、と書くように、節分は季節の始まりの日の前日です。

季節は冬から春へと移ろい、厳しい寒さの中にも春の光を感じます。

 

image

Rebirth / 木彫:渋谷智栄子

 

◉「明るく澄んだ魂」は

   「誕生」を想い出す

✨光の質が変わり、私たちの感覚も春めいた新たな刺激を外から受けとると、内なる魂はより明るく澄んでくるようです。

そうした時に、ふと思い起こすのです。

かつての「誕生」を。

 

なんのために生まれ、いま、生きているのか?

この世での任務、自分に与えられたミッションがなんだったのか、

いま一度、振り返ろうとします。

 

⭐️肉体の誕生は、この地球で母の胎内から生まれ出た時。

肉体という衣をまといます。

 

🌟霊の誕生は、肉体の衣を脱ぎ捨て、光の衣をまとう時。

すなわち、「死」を迎え、天へと旅立つとき。

 

それは人生の総決算でもあり、私たちが生きている間、抱いた様々な思い、思考内容が

死の瞬間に全て解放され、新たな「生」に向けて、蝶のように飛び立つといいます。

 

🦋片山敏彦は「霊の蝶は飛び立つ」という詩で、その瞬間を美しく表現しています。

 

霊の蝶は飛び立つ。

神の光の中へ

天體は

明るい顔をしている。

永遠の今

美は、神からの

なぐさめ

 

片山敏彦「遺稿集」より

 

 

かつて「オールソウルズディ」という催しを2015年、2019年、2020年、

那須と仙台で開催しました。

image

image

オールソウルズデイ仙台2/22 では、片山敏彦「霊の蝶は飛び立つ・・」を、私がオイリュトミーで動き、ブラームスの「インテルメッツォ」に繋げました。

 

 

◉見えない世界を

    頭・心・体で動く

✨オイリュトミーには、こうした目に見えない世界を、生身の体で動くことで、

絵空事ではなく、現実にあるものとして実感したり、心でイメージ化することを助けてくれる役割があります。

3次元空間で動く、というのは、心身にリアルな実感をもたらしてくれます。(バーチャルな世界とは真逆ですね)

 

しかも、『思考・意志・感情』ー人間の魂の力すべてを使うので、自分を支える中心の力が、活性化されるんですね。3点セットで用いることで、

 頭でっかちになったり、

 意志が暴走したり、

 感情に耽溺したりせず、

一つのことに偏らず、バランス良く、大きな調和がもたらされることもオイリュトミーの持つ大きな特徴と言えるでしょう。

 

 

◉「混沌とした宇宙生成」をカタチにする

       「思考の創造意志」

🌀さて、混沌とした宇宙生成(無限の可能性を秘めた生命の源)の営みに

形(概念)を与えるのは、「思考の働き」

分別という言葉があるように、分ける力のことです。

 

一人一人の「私」が、

「これまでにない、何かを創りたい!」

「善きものを生み出したい!」と願う「意志の力」を、

無意識レベルから意識にまで高めるときに、

この明るい初春の光は、思考の光とリンクするのでしょうか。

盲目的な意志は、思考によって、明確な目標となるカタチが与えられ

人生を導くものになるのでしょうか?

 

そうあってほしいと切に願います❣️ 

 

 

以下の「魂の暦」44週は、イザラ版とちくま文庫の高橋巌先生の訳を、

オイリュトミーをするのに私が一部分変えたものです。

 

💎シュタイナー「魂の暦」 44週  

 

image

 

オールソウルズデイ仙台 /神聖なものとして「死」を体験する

https://ameblo.jp/eurytmie-sousinsya/entry-12577250980.html

 

【オールソウルズデイ那須】「こちらの世界」から「あちらの世界」へ

https://ameblo.jp/eurytmie-sousinsya/entry-12528046379.html

 

2025.02.05 Wednesday