那須 ・ 奏身舎

オイリュトミーホール 那須 ・ 奏身舎(そうしんしゃ)へようこそ

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2026-03-02 09:29:00

魂のこよみ48.「この光線の力を結集して心の中に愛を目覚めさせよう」

◉バッハの光✨
奏身舎のオイリュトミークラスでは、
バッハ作曲「ピアノコンチェルト」とシュタイナー「瞑想の言葉」を組み合わせて練習しています。
練習しているのは、こちらです。

▼24年12月 那須・奏身舎にての冬至合宿練習風景

 動画リンク

https://youtu.be/w5-wl-gID7s

バッハの曲にはどこか光のようなものが感じられます。
背骨をまっすぐ伸ばして歩くときのような・・不思議な明るい光の力が、、、。
この作品は、ケンプによって編曲され、シュヴァイツァーに献呈されたものです。
20世紀の偉人と呼ばれたシュバイツァーは、アフリカに医師として医療伝道に赴く前は、バッハ研究家で、かつ著名なオルガニストでした。
シュバイツァーは、30歳の時にオルガン奏者のキャリアを捨て、医師を志したのですが、アフリカの地でも暑さに耐えうるピアノを運び入れたと言います。
バッハを弾くことで、偉大な仕事を成すための光と熱を得たのでした。
◉光と思考
太陽の光、電球の光・・・光があると、ものの姿形がはっきり見えます。
けれど光がなく闇に覆われると、途端に見えなくなってしまいます。
実は思考にも、光のような働きがあり、
思考することで、いろんな物事がはっきり見えて来ます。
思考が働かず、感情のみ働くと、自分の主観のバイアスが入って正しく見えなかったり、混乱したりすることがあります。
もちろん、素晴らしい感情の働きもありますが、ネガティブな感情は、不安や恐れの影響を受けやすいです。
思考の光があると、ネガティブな感情にもあっさり負けません!
そして、本来私たちの中にもある、真、善、美がもっと確かに感じられることでしょう。
48週は、その思考の力を光線のように集めて、愛を目覚めさせようという言葉です。
思考によって感情を導くのですね。
シュタイナー
「魂のこよみ48週」
高橋巖 訳
宇宙の高みから力強く
魂の中に流れ込む光、
その光の中には 魂の謎を解く
宇宙思考の確かさがある。
この光線の力を結集して
人の心の中に愛を目覚めさせよう
◉オイリュトミーで体験する思考の光
子どもたちのオイリュトミーでも、明るいを母音のイーの響きとともに体感します。
幼い頃からオイリュトミーに親しんでいる子どもたちは、ごく自然に、私たちの頭部の思考の光を 
まっすぐな姿勢とともに、体験することができます。
それはとても誇らしく、嬉しい体験なのです。
 
9歳までの子どものオイリュトミー 
母音IAO

 

I        頭は光の中に
イーの響きとともに背骨をまっすぐ伸ばして
光の方に伸びて行きます
 
      足は大地の上
アーの響きでどっしりと大地のあたたかさと
重さを感じて足を開きます
         手は仲良しお友だち
オーの響きで腕を胸の前で包み込むように
まあるく囲みます
image
こちらは、子どものオイリュトミーのための、自作の歌です。
ペンタトニックなので、柔らかく、障害児や成人障害者も、歌いながら喜んでオイリュトミーをすることができます。
 小さな子どものための 
母音 I A O (歌)
I        ♪光よ光、きれいな光 
A       大地の中で根っこをはって
O             大きなお空に
A      花が開いた♪
みんなの大好きな花♪
*・゜゚・*:.。..。.:*・'・*:.。. .。.:*・゜゚・*

【オイリュトミー体験受付中♪】

那須・奏身舎の オイリュトミークラス 

・大人クラス(入門者から経験者まで) 

・こどもクラス(幼児親子/小・中学生)

 ・ハンディのある方のクラス(個別可) 歓迎いたします。

 出張レッスンも相談可。 

新年度のクラスについての詳細は改めてupします。

 

 

 

▼日曜クラス

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▼火曜クラス

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▼月曜クラス「宇都宮ひばりの会」

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・小中学生クラス 

〈親子で学ぶ〉 那須シュタイナー自然学校

    / waldorf_nature_school  

 

▼幼児親子オイリュトミークラス

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🌟現在、那須・奏身舎以外に、東京、宇都宮、福島、仙台でも定期的に教えています。

また、出張講座もできますので、お声がけください。

 

2026-02-27 15:13:00

オイリュトミー劇〈十力の金剛石〉 クライマックスは「ほろびのほのお」

自我偈(じがげ)の経文

オイリュトミー劇〈十力の金剛石〉の発表公演まで後1週間余りとなりました。


宮沢賢治のファンタジーワールドを
歌とオイリュトミーで構成し、
大人、子ども、ハンディある子みんなで
一つの世界を作り上げます。

那須シュタイナー自然学校の放課後活動として、月に1回

一年間稽古を重ね、いよいよ発表となります。


衣装つき、照明付き、歌あり、踊あり、ミュージカルのようなオイリュトミー劇は、

発表会というより、もはや「公演」レベル(意気込みだけは!)

 

今回のクライマックスは

「ほろびのほのお わきいでて」のシーン。

木や草や花や青空が歌った
「ほろびのほのおわきいでて/つちとひととをつつめども/こはやすらけきくににして ひかりの人らみちみてり」の歌は、
賢治が信仰していた、法華経の自我偈(じがげ)の経文を 詩の言葉にしたものだとか。

今回、この詩に私が「曲」をつけ歌にして、みんなで踊ります!
大地を踏みしめながら。祈りを込めて!

3月7日 多世代オイリュトミー劇✨「十力の金剛石」✨発表公演

 

どうぞ多くの皆さまのお越しをお待ちしております。

 

座席の準備がございますので、事前にお申込みください。

〜〜〜〜〜〜〜〜

▼多世代オイリュトミー劇✨「十力の金剛石」✨

 3月7日(土)発表❣️

http://sousinsya.com/info/6599600

 

 ※30分ほど前から入れます。

 

日時:3月7日 13時半〜

会場:那須・奏身舎 

主催:奏身舎/ 那須シュタイナー自然学校

料金:子ども無料、大人500円

※学校運営のための資金、カンパといただけましたら幸いです!

 

終了後、小さな音楽会

茶話会あります

 

▼問合せ・申込み

那須シュタイナー自然学校

nasu.waldorf@gmail.com

 

 

 

             案内するのは2羽の蜂雀

 

シルクを靡かせ「ザッザザザザァザ」

 

自我偈(じがげ)の経文

 

クライマックスは木や草や花や青空が歌った

「ほろびのほのおわきいでて・・」

この場面を、

オイリュトミーで動くと

不思議と浄化されたような気持ちになります。

 

調べてみると

賢治が、信仰していた法華経の自我偈(じがげ)の経文を 

詩の言葉にしたものでした。

 

ほろびのほのお わきいでて

つちとひととを つつめども

こはやすらけき くににして 

ひかりの人ら みちみてり

ひかりにみてる あめつちは

 

 

今回のオイリュトミー劇では、私が曲をつけ

大地を踏みしめつつ、歌い踊ります。

1度目は太鼓の音でプリミティブに。

2度目は女性のアカペラで、祈りと静けさを感じて。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

〈あらすじ〉

虹 の も と に あ る 『 ル ビ ー の 絵 具 皿 』 を 求 め 、 王 子 と 大 臣 の 子 は 森 へ

と 入 っ て い き ま し た 。 道 案 内 を す る の は 、 小 さ な 蜂 雀 。

彼 ら は 森で囲まれた丘の上に辿り着きした。そ こ で は ダ イ ヤ モ ン ド や

サ フ ァ イ ア と い っ た 宝 石 が 、 ま る で 雨 の よ う に 降 り 注 い で い ま す 。

し か し 草 や 木 は 、 キ ラ キ ラ と 輝 く 宝 石 の 雨 を 浴 び な が ら 、 悲 し み の

歌 を 奏 で て い ま し た 。

そ の う ち 周 囲 は ま ば ゆ い 光 に 包 ま れ 、 二粒の宝石が 天 か ら 降 っ てきたのをきっかけに、

ついに、十力の金剛石は、丘いっぱいに下ってきました。

と同時にわきいでるほろびの炎に包まれる中、「十力の金剛石」が 生きとし生けるもの全てを蘇らせ草 木 も 風 も 空 も生 き 生 き と 輝 き を 増 し て い き ま す 。

王子 た ち は 畏 れ と 喜 び を 胸 に 抱 き つ つ 、 静 か に 跪 く の で し た 。

 

 

▼多世代オイリュトミー劇✨「十力の金剛石」✨3月7日(土)発表❣️

http://sousinsya.com/info/6599600

 

 

2026-02-02 09:36:00

魂のこよみ「44週」

👹節分から立春へ

節を分ける、と書くように、節分は季節の始まりの日の前日です。

季節は冬から春へと移ろい、厳しい寒さの中にも春の光を感じます。

 

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Rebirth / 木彫:渋谷智栄子

 

◉「明るく澄んだ魂」は

   「誕生」を想い出す

✨光の質が変わり、私たちの感覚も春めいた新たな刺激を外から受けとると、内なる魂はより明るく澄んでくるようです。

そうした時に、ふと思い起こすのです。

かつての「誕生」を。

 

なんのために生まれ、いま、生きているのか?

この世での任務、自分に与えられたミッションがなんだったのか、

いま一度、振り返ろうとします。

 

⭐️肉体の誕生は、この地球で母の胎内から生まれ出た時。

肉体という衣をまといます。

 

🌟霊の誕生は、肉体の衣を脱ぎ捨て、光の衣をまとう時。

すなわち、「死」を迎え、天へと旅立つとき。

 

それは人生の総決算でもあり、私たちが生きている間、抱いた様々な思い、思考内容が

死の瞬間に全て解放され、新たな「生」に向けて、蝶のように飛び立つといいます。

 

🦋片山敏彦は「霊の蝶は飛び立つ」という詩で、その瞬間を美しく表現しています。

 

霊の蝶は飛び立つ。

神の光の中へ

天體は

明るい顔をしている。

永遠の今

美は、神からの

なぐさめ

 

片山敏彦「遺稿集」より

 

 

かつて「オールソウルズディ」という催しを2015年、2019年、2020年、

那須と仙台で開催しました。

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オールソウルズデイ仙台2/22 では、片山敏彦「霊の蝶は飛び立つ・・」を、私がオイリュトミーで動き、ブラームスの「インテルメッツォ」に繋げました。

 

 

◉見えない世界を

    頭・心・体で動く

✨オイリュトミーには、こうした目に見えない世界を、生身の体で動くことで、

絵空事ではなく、現実にあるものとして実感したり、心でイメージ化することを助けてくれる役割があります。

3次元空間で動く、というのは、心身にリアルな実感をもたらしてくれます。(バーチャルな世界とは真逆ですね)

 

しかも、『思考・意志・感情』ー人間の魂の力すべてを使うので、自分を支える中心の力が、活性化されるんですね。3点セットで用いることで、

 頭でっかちになったり、

 意志が暴走したり、

 感情に耽溺したりせず、

一つのことに偏らず、バランス良く、大きな調和がもたらされることもオイリュトミーの持つ大きな特徴と言えるでしょう。

 

 

◉「混沌とした宇宙生成」をカタチにする

       「思考の創造意志」

🌀さて、混沌とした宇宙生成(無限の可能性を秘めた生命の源)の営みに

形(概念)を与えるのは、「思考の働き」

分別という言葉があるように、分ける力のことです。

 

一人一人の「私」が、

「これまでにない、何かを創りたい!」

「善きものを生み出したい!」と願う「意志の力」を、

無意識レベルから意識にまで高めるときに、

この明るい初春の光は、思考の光とリンクするのでしょうか。

盲目的な意志は、思考によって、明確な目標となるカタチが与えられ

人生を導くものになるのでしょうか?

 

そうあってほしいと切に願います❣️ 

 

 

以下の「魂の暦」44週は、イザラ版とちくま文庫の高橋巌先生の訳を、

オイリュトミーをするのに私が一部分変えたものです。

 

💎シュタイナー「魂の暦」 44週  

 

image

 

オールソウルズデイ仙台 /神聖なものとして「死」を体験する

https://ameblo.jp/eurytmie-sousinsya/entry-12577250980.html

 

【オールソウルズデイ那須】「こちらの世界」から「あちらの世界」へ

https://ameblo.jp/eurytmie-sousinsya/entry-12528046379.html

 

2026-01-26 17:29:00

魂のこよみ 43.「魂の火力が強まる」

冬場、大活躍するホールの薪ストーブ

🔥

本物の火は

私たちの体と心を

あたためてくれる。

熱は、物質と魂の両方にまたがる性質があるのです。

*・゜゚・*:.。..。.:*・・*:.。. .。.:*・゜゚・*

 

◉心と体をあたためる火の力

 

シュタイナー〈魂のこよみ〉43週の言葉は、厳しい冬の最中に読むと、格別、心に響いてきます。

「魂の火力」のところを読むと、常に「魂に熱を絶やさぬようにしたい」・・と思うのです。

それがリアルに感じられるのも、この冬の凍てつく寒さにあってこそ。

 

思い起こせば21年前の2005年の冬に、初ソロ公演「闇から光へ」を那須と東京で開いたのでした!

まさに、この「 43週の魂のこよみ」を1/30黒磯公演で、

「45週」は、2/13東京の三鷹公演で取り上げました。

 

 

◉夢を現実に導いてくれた「魂の火力」

20年前の私は、「魂のこよみ」からどんな衝動を受け取ったのでしょうか。

ソロ公演を開くだけでも、大きな勇気が必要でしたが、

仕事や住まいを変えることは、さらに大きな決断力が必要です。

公演の作品を練習し、自分と真摯に向き合う中で「魂のこよみ」の言葉から、本当に大きな力をもらいました。

 

あの時、何かが目覚め、何かが内なる衝動となり、大事な決断を下しました。

そして、

住み慣れた東京を離れ、仕事も整理し、夫と二人で那須へと移住することにしたのです。

それは、2006年のこと。

 

拠点としているオイリュトミーホール「奏身舎」を建てたのは、その3年後、2009年の秋でした。

とにかく無我夢中でしたが、

夢を現実に叶えてくれたのは、今振り返ると、やはりこの「魂の火力」があったからかと思うのです。

 

そして「魂のこよみ」の言葉は、私にとって

尽きせぬエネルギーとなって厳しい現実と戦う力を与えてくれました。

 

今もなお、毎週ごとに、こよみの言葉に、日々支えられているのを感じます。

 

*・゜゚・*:.。..。.:*・*:.。. .。.:*・゜゚・*

 

魂のこよみ43. 1/26~2/1  

 

 高橋巖 訳

❄️

深い冬の中で

霊の真存在が目覚める。

 

それは心の働きを通して

宇宙の現象に 実在の確かさを与える。

 

人間の内部では、魂の火力が強まり、

宇宙の冷気と戦う。

 

 

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雪の奏身舎

 

 

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銀世界の木立

 

 

 

 

●意志を持続するために・・・「自らを薪に!」

 

奏身舎では、暖房に薪ストーブを使っています。

リモコンで温度調整できるエアコンと違い、暖をとるのも、体を動かし働かなければならない。

薪割り、小枝集め。そして火を絶やさぬためには、一生懸命に、薪をくべなければならないので手間はかかります。

でも、本物の火のあたたかさは格別で、心も体も芯からあたためてくれるのです。

そう、みんなの喜ぶ顔を思い浮かべると、多少の手間がかかっても

薪ストーブ生活は続けたいですね!

 

シュタイナーの、とある本で、意志を持続するために「自らを薪にして燃やさなければ・・・」という表現があったのですが、

魂の熱がないとネガティブな気分=虚無の冷たさに負けてしまいます。

 

何かやろうという気持ちが起きず、

 

 こんなことして、何の意味があるの?

 どうせ、無理に決まってる。

 大多数に逆らうのは無駄骨・・・。

ネガティブな感情に襲われ、一歩も進めなくなってしまいます

 

でも、そこに、魂の熱があれば・・・

熱は自分だけではなく、周りにも伝わり、少しずつ現実そのものが変化し始めます。

 

そう、熱は「変化を可能にする力」。

「奇跡を起こさせる力」といっても良い。

その魂の火力を強める冬の恵みを、43週は語っているのです。

私流の意訳を以下に記しました。

 

真冬の凍てつく寒さの中で、

私たちの精神は、はっきりと目覚め、

心を動かし、生き生きと働かせることを通して、

私も、宇宙も、今ここに存在している

という実感が湧いてくる。

 

私たちの魂の中でも 

自らを薪にして魂の焔を熱く燃やし続けることで

虚無の冷たさに打ち勝つことができる!

 

 

 

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~~~~~~~~~~~~~~~~~

2026-01-20 10:27:00

魂のこよみ42. 「闇の中へ魂を導き入れ・・」

シュタイナーを学んでから、「闇」というものの豊かさ、底知れない可能性に新ためて気がついた。

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闇から出現する朝日

 

舞台でも「闇」は大切な要素

照明の光は、闇があるからこそ一層映える。

 

暗闇の中輝くりんごロウソク、光の尊さ

 

 

◉漆黒の闇から始まる「創世記・1日目」

 

創世記第一日目の神々の言葉、「光あれ!」の前には、カオスが、漆黒の闇が辺りを覆っていた。

しかし、その闇は単なる虚無ではなく、そこからあらゆるものが生まれいづる可能性を持つ、熱を帯びた豊かな闇だった

 

光と闇。

昼と夜。

天と地。

意識と無意識。

その間に私たちはいる。

◉両極をダイナミックにつなぐこと

・・シュタイナー思想の醍醐味

 

白か黒か、ではなく、両者を繋ぐこと。

橋渡しすることで、二つの隔たった極がダイナミックに融合する

それがシュタイナー思想の醍醐味だ。 

0,100(ゼロ、百)ではない、柔軟性と大らかさを持つ。

楕円軌道の二つの中心のように、二つの曲を自由に揺れ動くことができる絶妙なバランス感覚が必要だ。

それを実際に自分の中にしっかり落とし込むには、やはり修行が、自己教育が必要となる。

オイリュトミーもその一つ。オイリュトミーは、魂の筋肉をしなやかに鍛えるムービング・メディテーション」と言えるだろう。

見えるものは「見えないもの」に支えられ、

        光は「闇」に支えられる

 

シュタイナーの教育観は、子どもの教育においても、目覚めること、覚えることだけではなく、「眠り」や「忘れること」を大切にしている。

 

夜の眠りを通してこそ、昼の学びが生き生きと甦り、新たに継続され、

忘れることを通してこそ、表面的な詰め込み知識の暗記ではなく、本物の叡智が残る。

見えるものが、見えないものに支えられているように、

光も闇に支えられている。

 

冬のあいだ、大地の闇の中で、生命は活発な営みを続け、

来るべき春に向けて、冬の眠りの中で、着々と準備をしている。

 

我が敬愛する詩人、リルケも闇が好きな人だった。

 

◉リルケ「私がその中から生まれてきた闇よ」

 

 

リルケ詩集「時禱集」より

リルケ/著 、富士川英郎/訳

 

 

私がその中から生まれてきた闇よ、

私はお前を焔よりも愛する

焔は世界を限って

ある範囲のためにだけ輝いているが

その外では何者も焔を知ってはいないのだ

 

けれども闇はすべてを抱いている

色々なものの姿や

焔や 動物や 私を

闇は人々やもろもろの力を自分の中に引き入れているー

 

もしかしたら一つの大きな力が

私の隣で動いているのかも知れないのだ

 

私は夜々を信じる

*・゜゚・*:.。..。.:*・・*:.。. .。.:*・゜゚・*

●シュタイナー「魂のこよみ」42週 
高橋巌 訳
・・
 闇の中へ魂を導き入れ
心の熱を通して
感覚の啓示を予感させるもの、
それはこの冬の暗がりの中での
おのれの力の発言であり
魂の力強い衝動である。
*・゜゚・*:.。..。.:*・*:.。. .。.:*・゜゚・*

 

闇の中へ、魂を導き入れるのは、他ならぬ私自身だ。

能動的に、勇気を出して、見えない闇の世界に入ろうとする。

 

それができるのは、心の中に熱があるから。

その心の熱を通して

外なる感覚世界から、何かを告げる予感を、私は受け取ることができる。

 

冬の大地の中で、種が芽を出す準備をしているように、

私の自我の力も暗がりから、力を得て、新たな姿を表そうとしている!

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2026.03.12 Thursday