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魂のこよみ29.「夏の遺産、秋の平静、冬の希望」
これまでの人生を振り返ると、多くの良き出会いに恵まれていたことに気づきます。
感謝してもしたりないほど。
出会いそのものを用意したのは、自分自身というよりも、大きな宇宙の計らいの力であるように感じます。
けれど、そこに「意味」を見出すかどうかは、
「自分自身」の「思考」がどう関わるかによる。
わたしは、どうして出会ったのか。
どのように感じたのか。
これからどこへ向かおうとしているのか。
内省しつつ問いかけると、一貫した主観を超えたものが感じられ、自分を導こうとしているのが見えてきます。
◉夏の遺産、秋の平静、冬の希望
過去である、夏
現在の季節、秋
そしてこれから向かう、冬
秋のこの時期は
過去、現在、未来の3つの景色を眺めることのできる時期なのでしょうか。
私たちの自我は、どちらにも向かうことができます!
「今、この時」を中心に、過ぎた過去も、これからやってくる未来も
視野に入れて生きていく。
いま、この時を100パーセント生きるには、
過去に体験したものを確かな「土台」となり、
これからやってくる未来を「希望」として
受け止められることが大切なのかもしれません。
宇宙とはなんなのでしょうか?
太陽や、月、星々が運行しているところ。
そして、宇宙とは、神性、創造神、万物を創造する指導理性。
◉音楽は「宇宙感情」をもたらす
そうシュタイナーは語っています。
例えば、バッハの音楽がまさにそうですね。
どんなに小品でも、バッハの曲は、時代を超え、心の奥深くに届き、背骨をまっすぐにしてくれるような力があります。
音楽は、感情の主体であるアストラル体に大きな影響を与えます。
シュタイナー教育においても音楽は大切な土台となっています。
目に見えない音の芸術である、音楽は意識の表面を貫き、
無意識層にまで影響を及ぼし、
私たちの心や精神に 光を与えてくれるのです。
「音は形成する力」をテーマに公演開催します!
天地をつなぐ『さすらいのハヤサスラ』~地水火風の旅~
10/31小金井宮地楽器ホールにて
音楽療法で用いられる響きの楽器も使用し、歌、オイリュトミー、
豊かないのちの響きの世界を目指します。
<オイリュトミー × 二十五絃箏 × 映像> によるコラボ創作物語
始まりは、即興演奏、そして宇宙的な母音の歌から紡がれます。
流浪の女神、サスラと一緒に地水火風の世界を旅しましょう!
親子向けの小公演もありますよ!
▼FBイベント欄
▼天地をつなぐ『さすらいのハヤサスラ』~地水火風の旅
http://sousinsya.com/info/6417568
▼親子向けプログラム「響きあう音といのち」
http://sousinsya.com/info/6470040
▼ことのはなプロジェクトwebsite
東京公演のお知らせ
魂のこよみ28「願いは成就し、失われた希望が羽ばたく」
◉力がめぐる秋
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力がめぐってくるのだ。
その力のことを 秋と 名づけてもいい。
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八木重吉の詩のように万物の力がめぐる秋ー
夏の陽射しで熟した果実を実らせ、
冬に向け、色づく葉を枝から大地に落とし、
春に再び蘇る力を 内に蓄える「秋」
しみじみと良い季節がやってきました。秋を深く味わいたいものです。
奏身舎では栗の収穫が終わり、
渋柿をもいで、干し柿にしています。
軒下には干し柿を吊るし、少しずつ増えています。
奏身舎の看板横の柿の木は、亡き父が植えてくれたもの。
まだ、建物が建っていない山林の土地に、一番最初に植えた苗です。
スコップで一生懸命に大きな穴を掘り、汗をかきかき、
苗を植えてくれたことを懐しく思い出します。
小さな苗が、今では大きな柿の木に成長し、たわわに実を実らせています!
父はどんなことを願い、柿を植えてくれたのでしょう。
お陰様で、いま、奏身舎には、子どもから大人、ハンディある方たちも
たくさん多様な方が訪れてくださるようになり、
豊かな響きあいの場に成長しました!
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◉実りの秋の「魂のこよみ」三週間
毎週ごとに、シュタイナー「魂のこよみ」を読んでいるのですが、
26週『ミカエルの情景』
27週『秋』 そして、
28週
これら3週を続けて読むと、
秋のもたらす確かな力が実感でき、とても励まされるのです。
魂のこよみ「27週」はこちらをご覧ください。
↓↓
28週では、秋が深まると同時に、私たちの魂の力もより強く成長し、
希望に満ちた言葉となっています!
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シュタイナー「魂のこよみ」 28週
高橋巖 訳
再び力が湧いてくる。
内部に存在の広がりを感じる。
心の太陽から力強く 思想の光が輝く
その光は 人生の謎を解明するに違いない。
さまざまな願いは成就し、
失われた希望が羽ばたく。
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「めぐるいのちの物語
天地をつなぐ物語」
命がめぐる、深まる秋にふさわしいテーマでもあります。
6月29日の那須・奏身舎での公演から、
秋になりさらに進化した舞台となっています。
ぜひ多くの方にご覧いただけますように!!
《オイリュトミー ✖ 二十五絃箏 ✖ 映像》
天地をつなぐ『さすらいのハヤサスラ』〜地水火風の旅
*10/31(金)小金井市宮地楽器ホールにて
・17時〜親子向け小公演「響きあう音といのち」
魂のこよみ27.「秋」存在の深みへ降りていく
秋なのに・・・
でも、その青い色がなんとも深みを帯びたシックな色で、秋を感じるこの時期によりふさわしく感じられました。
青は内面に向かって輝く魂の色。
空の青さも、朝顔の青も、内面に向かって輝いているよう。
「秋」の魂の暦には、
こちらは白い夕顔。
夕顔なのに、朝から朝顔と一緒に咲いていました。
黄色の五芒星形が見えます。
*・゜゚・*:.。..。.:*・*:.。. .。.:*・゜゚・*
秋
「魂のこよみ」27.10/6~12 高橋巖訳
存在の深みに降りていく。
予感と憧れに誘われ
自己を省察しながら
私は自分を見出す。
私は夏の日の贈りものだ。
私は秋の日に萌える芽となり、
魂の熱い力となって働く。
*・゜゚・*:.。..。.:*・・*:.。. .。.:*・゜゚・*
🌟ことのはなプロジェクト初の東京公演を開催します。
これまでの集大成、というと少し大袈裟ですが、
私の人生の中でも大切な「果実」となる予感がします。
どうぞ、多くの方のご参加をお待ちしております。
【ことのはな✳︎東京公演】10/31 金
▼天地をつなぐ『さすらいのハヤサスラ』~地水火風の旅
http://sousinsya.com/info/6417568
▼ことのはなプロジェクト初、東京公演のお知らせ
https://koto-no-hana.net/info/6445811
▼FBイベント欄
太陽が高みへと昇る夏至の日、言と音で高まるエネルギー✨
◉夏至の日、合宿練習
一年で一番、太陽が高みに昇る夏至の日、
29日の公演に向けて奏身舎で合宿練習しました。
思えば、4月に怪我をして以来、3ヶ月が経とうとしています。
無事、こうして回復し、体が動くこと。
オイリュトミーできること、歌えること。
仲間と共に活動できることのありがたさを噛み締めつつ、練習に励みます。
そう、苦楽を共にできる仲間がいるって、なんて幸せなんでしょう!
心が響き合うと、心の底から喜びが湧いてきますね!
◉写真展示の準備
その合間に〈ことのはな活動記録の写真展〉の準備。
実は、映像担当の琥珀 Takeshi Chikakiyoさんが、これまでの練習場面を撮影していて、
瑠璃さんと一緒に、膨大な記録から編集し、まとめて下さっていたのでした!!
夏至の6月21日、初めて写真を見せていただき、一部の作品を玄関ホールに、展示してみました。
(当日はもっとたくさん展示する予定とのこと)
練習は、人に見せるためのものではないのですが、
一瞬一瞬の気迫というか、
「音の真実」に全身で迫ろうとしている様子が、写真からも如実に伝わってきたのです。
オイリュトミーしている場面、
箏を弾いている場面、
説明している場面、
二人向き合っての稽古場面などなど・・
息遣いが聞こえるようなハッとする「真実の瞬間」を捉えたものばかり・・。
音楽やオイリュトミーは造形美術と違い、
物質としての作品を残さないので、時間と共に見えなくなってしまうのですが、
活動の「証」を、映像や写真の形で心を込めて残してくださっているのが、
本当に嬉しくて、
心からありがたいと・・・しみじみ思いました。
響きあうことで
自分と他者の存在を実感する
◉言葉で名づけることで明らかになること
瑠璃さんと一緒に、一つ一つの写真にキャプションをつけていきました。
・「弾くことは 聞くこと」
・「動きを通して 音を聴く」
・「聞き知ることは 創造すること」
・・・
このように、写真にキャプションをつける過程で、さらに気づきを得たのでした!
音を「深く聴くこと」は
「音のいのちに触れること」であり、
それは
「創造の源」につながること!
私がこれまでやってきたこと、今もなおやろうとしていることとは、何なのか?
それがキャプション付の作業を通して、
〈言葉で名づける=namingする〉ことで、ぼんやりしていたイメージがさらに明らかになり、創作意図がはっきりするのでした。
言葉の持つパワーは、やはりすごいですね。
私たちは「言葉」を持つことで、大いなる神々の世界から切り離されてしまったのですが、
今度は「言葉」による認識を通して、純粋な思考ができ、
思考を通して改めて、大きな世界に結びつくことができるんです!
音楽のような、非言語領域の芸術も、
言語化することで、理念が明らかになり、確かさが増すことを実感しました。
◉「ヨハネ讃歌」・・言葉で堕落した人間が、
再び「言葉による認識」を通して 浄化される!
夏至の頃、洗礼者ヨハネは誕生しました。
イエス・キリストが生まれる半年前です。
その聖ヨハネを讃える「ヨハネ讃歌」の歌詞は、誰もが知っている音階名
「ドレミ・・」の由来となっていますが、
その意味を、わかりやすく意訳すると、以下のようになります。(渋谷の解釈です)
言葉を持つことで、堕落してしまった私たちは、
今度は「言葉による認識」を通して、浄化され、
純粋思考によって、改めて、高みへと昇り、
大いなる世界に結びつくことができる
言葉=音楽 に置き換えても良いでしょう。
音楽は、神が人間だけに与えた、美しい響きの言葉なのです。
その音楽は、私たちに「宇宙感情」をもたらし、
日常的な感情から、引き上げてくれるのです。
6月29日の〈ことのはな〉第2弾の公演とWSは、
まさに響きを通して、大いなる世界につながるイベントです。
皆様のご参加を、一同、こころよりお待ちしております。
琥珀さん撮影による、活動の写真展示は
6月29日のことのはなイベントにて、奏身舎玄関ホールにて展示しています。
どうぞお楽しみに!
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▼あめつちをみたす いのちのうた〜14時から
http://koto-no-hana.net/info/6278885
親子向けプログラム
▼響きあう音といのち 〜12時から
http://koto-no-hana.net/info/6278901
▼ことのはなwebsite
▼〈ことのはな告知動画〉
▼ことのはなプロジェクト動画
「さすらいのハヤサスラ地水火風の旅」より「地」3/23奏身舎にて
https://youtu.be/kkwCC-Nv4pQ?si=mWNBbLmSZfERlJGv
▼ことのはなプロジェクト紹介動画
聴覚と触覚、発音体感における一致〜ほんものに触れることの大切さ
●触覚(ふれること)とは?
〜世界に出会い、自分に目覚めること
幼い子どもたちとのオイリュトミーの時間に気づいた大切なこと、お伝えしたいことを折に触れてお伝えしていこうと思います。
♪おてぶしてぶし、手ぶしのなかに♪~
わらべうたを口ずさみながら、
小さな手に握っているのは、ドングリ(太っちょ、やせっぽち、穴あき)、貝殻、小さな水晶、おはじき・・・。どれも皆、手触りが違います。
自分の周りの世界に、子どもは触覚を通して出会っていきます。
特に触れることをとおして、少しずつ目覚め、自分の体を意識することができるのです。
だから幼児期には、ほんものに触れることがとっても大切。
まがいものは避けたいものですね。
高価である必要はありません。質を優先したいものです。
幼い子どもたちの脳は、五官で受け取った感性情報を丸ごと刻印してできていくからです。
自然素材のもので遊ぶのと、
プラスチックの遊具で遊ぶのでは触覚の成長において、大きな違いが出ることでしょう。
ツルツル、ざらざら、スベスベ、ツンツン尖っていたり,ふんわりやわらかかったり、
暖かい、冷たい・・触れることで幼い子はいろんなことを体験します。
●聴覚と触覚、発音体感の一致
面白いのは、ザラザラ、すべすべなどの擬音が、耳に入る時の聴覚の感覚と、触覚の感覚が感じることは、一致していることです。
柿、栗、胡桃、などの堅い果実の名前は、発声するときは、筋肉を硬くして発声します。
そして堅い響きが聞こえますね。
もも、ぶどう、バナナ、などの柔らかい果実の名は、発声するときに、唇を使ったやわらかな音声で発声し、
その響きは、甘く柔らかく聞こえませんか?
言葉を動くオイリュトミーは、聴覚と触覚、視覚、運動感覚などを「発音体感」を通して、統合する身体芸術と言えるでしょう。
だから、目に見えない言葉の生命が実感できるのです。
●触れることで離れ、意識の光を宿す
お母さんの腕にだかれている赤ちゃんは、まだ、自分を取り巻く世界と一体になってまどろんでいます。
でも、自分で這い這いができ、立って歩けるようになり、いろんなものに触れることで、一体だった大きな世界から、少しずつ離れ、目覚め、やがて“私”という自己意識を三歳頃に持つことができます。
この意識の輝きこそ、かけがえのない光。
この意識の光が、まっすぐ、たくましく育ち、自分を支えられる精神の光の柱となるように、教育をとおして、20年近くの歳月をかけて、「人に成る」のです!
(動物はすぐ、大人になります。人間だけがゆっくりと成長するんですね。この「ゆっくり」にも意味があります)
先日、オイリュトミーにきたお子さんが、玄関ホールの窓辺に下がっている「クリスタルボール」をもう一回見たいと、
再び戻ってきました。
(クリスタルボールはお日様の光を浴びてキラキラ光り、室内のあちこちに虹がきらめいています!
きらめく虹の子どもは、あちこちでゆらゆらゆれて、まるで遊んでいるようです。)
大人は気づかなかったのに、幼い子は、ちゃんと美しく輝く小さなものに気がついていたのでした。
幼児たちは、ほんとうに大切なことを、実は大人よりもちゃんと知っているんですね!
「触れ合いとは 別れであり、再会である。」
ノヴァーリス
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♪わらべうたで、あ そ ぼ♪
おてぶしてぶし てぶしのなかに
へびのなまやけ、かえるのさしみ、
いっちょばこやるから
まるめておくれ、
いーやよ
オイリュトミーの時間には
ほんものの美しい響きの楽器や
自然の素材でできた小物を使います。
光がいっぱいの奏身舎の玄関ホール
▼奏身舎での幼児親子オイリュトミークラスについてはこちらを
http://sousinsya.com/menu/1038101
*・゜゚・*:.。..。.:*・🌟お知らせ🌟・*:.。. .。.:*・゜゚・*
奏身舎では
〈ことのはなプロジェクト〉第2弾として
6月29日に 公演「あめつちをみたす いのちのうた」を開催します。
あらゆるものに浸透する「音の響き」を
オイリュトミーや箏、歌、タムタム、グロッケン、笛
さまざまな響きで体験していただけたらと思います。
今回特別に
親子向けプログラムもご用意しました。(限定20組まで)
笛と箏、鈴のアンサンブル、
珍しい二十五絃の箏に触れ、奏でることもできますよ!
▼親子向けプログラム
「響きあう音と命」12時〜
http://koto-no-hana.net/info/6278901
問合/申込:
〈奏身舎〉 ✳︎ nasu.sousinsya@gmail.com
〈ことのはなプロジェクト〉✳︎ info@koto-no-hana.net
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🌟告知動画を作成しましたので、ぜひご覧下さい。
▼〈ことのはな告知動画〉できました!
https://youtu.be/YbRiWEOA9fM
▼本公演「あめつちをみたす いのちのうた」14時〜
http://koto-no-hana.net/info/6278885




































