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太陽が高みへと昇る夏至の日、言と音で高まるエネルギー✨
◉夏至の日、合宿練習
一年で一番、太陽が高みに昇る夏至の日、
29日の公演に向けて奏身舎で合宿練習しました。
思えば、4月に怪我をして以来、3ヶ月が経とうとしています。
無事、こうして回復し、体が動くこと。
オイリュトミーできること、歌えること。
仲間と共に活動できることのありがたさを噛み締めつつ、練習に励みます。
そう、苦楽を共にできる仲間がいるって、なんて幸せなんでしょう!
心が響き合うと、心の底から喜びが湧いてきますね!
◉写真展示の準備
その合間に〈ことのはな活動記録の写真展〉の準備。
実は、映像担当の琥珀 Takeshi Chikakiyoさんが、これまでの練習場面を撮影していて、
瑠璃さんと一緒に、膨大な記録から編集し、まとめて下さっていたのでした!!
夏至の6月21日、初めて写真を見せていただき、一部の作品を玄関ホールに、展示してみました。
(当日はもっとたくさん展示する予定とのこと)
練習は、人に見せるためのものではないのですが、
一瞬一瞬の気迫というか、
「音の真実」に全身で迫ろうとしている様子が、写真からも如実に伝わってきたのです。
オイリュトミーしている場面、
箏を弾いている場面、
説明している場面、
二人向き合っての稽古場面などなど・・
息遣いが聞こえるようなハッとする「真実の瞬間」を捉えたものばかり・・。
音楽やオイリュトミーは造形美術と違い、
物質としての作品を残さないので、時間と共に見えなくなってしまうのですが、
活動の「証」を、映像や写真の形で心を込めて残してくださっているのが、
本当に嬉しくて、
心からありがたいと・・・しみじみ思いました。
響きあうことで
自分と他者の存在を実感する
◉言葉で名づけることで明らかになること
瑠璃さんと一緒に、一つ一つの写真にキャプションをつけていきました。
・「弾くことは 聞くこと」
・「動きを通して 音を聴く」
・「聞き知ることは 創造すること」
・・・
このように、写真にキャプションをつける過程で、さらに気づきを得たのでした!
音を「深く聴くこと」は
「音のいのちに触れること」であり、
それは
「創造の源」につながること!
私がこれまでやってきたこと、今もなおやろうとしていることとは、何なのか?
それがキャプション付の作業を通して、
〈言葉で名づける=namingする〉ことで、ぼんやりしていたイメージがさらに明らかになり、創作意図がはっきりするのでした。
言葉の持つパワーは、やはりすごいですね。
私たちは「言葉」を持つことで、大いなる神々の世界から切り離されてしまったのですが、
今度は「言葉」による認識を通して、純粋な思考ができ、
思考を通して改めて、大きな世界に結びつくことができるんです!
音楽のような、非言語領域の芸術も、
言語化することで、理念が明らかになり、確かさが増すことを実感しました。
◉「ヨハネ讃歌」・・言葉で堕落した人間が、
再び「言葉による認識」を通して 浄化される!
夏至の頃、洗礼者ヨハネは誕生しました。
イエス・キリストが生まれる半年前です。
その聖ヨハネを讃える「ヨハネ讃歌」の歌詞は、誰もが知っている音階名
「ドレミ・・」の由来となっていますが、
その意味を、わかりやすく意訳すると、以下のようになります。(渋谷の解釈です)
言葉を持つことで、堕落してしまった私たちは、
今度は「言葉による認識」を通して、浄化され、
純粋思考によって、改めて、高みへと昇り、
大いなる世界に結びつくことができる
言葉=音楽 に置き換えても良いでしょう。
音楽は、神が人間だけに与えた、美しい響きの言葉なのです。
その音楽は、私たちに「宇宙感情」をもたらし、
日常的な感情から、引き上げてくれるのです。
6月29日の〈ことのはな〉第2弾の公演とWSは、
まさに響きを通して、大いなる世界につながるイベントです。
皆様のご参加を、一同、こころよりお待ちしております。
琥珀さん撮影による、活動の写真展示は
6月29日のことのはなイベントにて、奏身舎玄関ホールにて展示しています。
どうぞお楽しみに!
〜〜〜〜〜〜〜〜
▼あめつちをみたす いのちのうた〜14時から
http://koto-no-hana.net/info/6278885
親子向けプログラム
▼響きあう音といのち 〜12時から
http://koto-no-hana.net/info/6278901
▼ことのはなwebsite
▼〈ことのはな告知動画〉
▼ことのはなプロジェクト動画
「さすらいのハヤサスラ地水火風の旅」より「地」3/23奏身舎にて
https://youtu.be/kkwCC-Nv4pQ?si=mWNBbLmSZfERlJGv
▼ことのはなプロジェクト紹介動画
聴覚と触覚、発音体感における一致〜ほんものに触れることの大切さ
●触覚(ふれること)とは?
〜世界に出会い、自分に目覚めること
幼い子どもたちとのオイリュトミーの時間に気づいた大切なこと、お伝えしたいことを折に触れてお伝えしていこうと思います。
♪おてぶしてぶし、手ぶしのなかに♪~
わらべうたを口ずさみながら、
小さな手に握っているのは、ドングリ(太っちょ、やせっぽち、穴あき)、貝殻、小さな水晶、おはじき・・・。どれも皆、手触りが違います。
自分の周りの世界に、子どもは触覚を通して出会っていきます。
特に触れることをとおして、少しずつ目覚め、自分の体を意識することができるのです。
だから幼児期には、ほんものに触れることがとっても大切。
まがいものは避けたいものですね。
高価である必要はありません。質を優先したいものです。
幼い子どもたちの脳は、五官で受け取った感性情報を丸ごと刻印してできていくからです。
自然素材のもので遊ぶのと、
プラスチックの遊具で遊ぶのでは触覚の成長において、大きな違いが出ることでしょう。
ツルツル、ざらざら、スベスベ、ツンツン尖っていたり,ふんわりやわらかかったり、
暖かい、冷たい・・触れることで幼い子はいろんなことを体験します。
●聴覚と触覚、発音体感の一致
面白いのは、ザラザラ、すべすべなどの擬音が、耳に入る時の聴覚の感覚と、触覚の感覚が感じることは、一致していることです。
柿、栗、胡桃、などの堅い果実の名前は、発声するときは、筋肉を硬くして発声します。
そして堅い響きが聞こえますね。
もも、ぶどう、バナナ、などの柔らかい果実の名は、発声するときに、唇を使ったやわらかな音声で発声し、
その響きは、甘く柔らかく聞こえませんか?
言葉を動くオイリュトミーは、聴覚と触覚、視覚、運動感覚などを「発音体感」を通して、統合する身体芸術と言えるでしょう。
だから、目に見えない言葉の生命が実感できるのです。
●触れることで離れ、意識の光を宿す
お母さんの腕にだかれている赤ちゃんは、まだ、自分を取り巻く世界と一体になってまどろんでいます。
でも、自分で這い這いができ、立って歩けるようになり、いろんなものに触れることで、一体だった大きな世界から、少しずつ離れ、目覚め、やがて“私”という自己意識を三歳頃に持つことができます。
この意識の輝きこそ、かけがえのない光。
この意識の光が、まっすぐ、たくましく育ち、自分を支えられる精神の光の柱となるように、教育をとおして、20年近くの歳月をかけて、「人に成る」のです!
(動物はすぐ、大人になります。人間だけがゆっくりと成長するんですね。この「ゆっくり」にも意味があります)
先日、オイリュトミーにきたお子さんが、玄関ホールの窓辺に下がっている「クリスタルボール」をもう一回見たいと、
再び戻ってきました。
(クリスタルボールはお日様の光を浴びてキラキラ光り、室内のあちこちに虹がきらめいています!
きらめく虹の子どもは、あちこちでゆらゆらゆれて、まるで遊んでいるようです。)
大人は気づかなかったのに、幼い子は、ちゃんと美しく輝く小さなものに気がついていたのでした。
幼児たちは、ほんとうに大切なことを、実は大人よりもちゃんと知っているんですね!
「触れ合いとは 別れであり、再会である。」
ノヴァーリス
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
♪わらべうたで、あ そ ぼ♪
おてぶしてぶし てぶしのなかに
へびのなまやけ、かえるのさしみ、
いっちょばこやるから
まるめておくれ、
いーやよ
オイリュトミーの時間には
ほんものの美しい響きの楽器や
自然の素材でできた小物を使います。
光がいっぱいの奏身舎の玄関ホール
▼奏身舎での幼児親子オイリュトミークラスについてはこちらを
http://sousinsya.com/menu/1038101
*・゜゚・*:.。..。.:*・🌟お知らせ🌟・*:.。. .。.:*・゜゚・*
奏身舎では
〈ことのはなプロジェクト〉第2弾として
6月29日に 公演「あめつちをみたす いのちのうた」を開催します。
あらゆるものに浸透する「音の響き」を
オイリュトミーや箏、歌、タムタム、グロッケン、笛
さまざまな響きで体験していただけたらと思います。
今回特別に
親子向けプログラムもご用意しました。(限定20組まで)
笛と箏、鈴のアンサンブル、
珍しい二十五絃の箏に触れ、奏でることもできますよ!
▼親子向けプログラム
「響きあう音と命」12時〜
http://koto-no-hana.net/info/6278901
問合/申込:
〈奏身舎〉 ✳︎ nasu.sousinsya@gmail.com
〈ことのはなプロジェクト〉✳︎ info@koto-no-hana.net
〜〜〜〜〜〜〜〜
🌟告知動画を作成しましたので、ぜひご覧下さい。
▼〈ことのはな告知動画〉できました!
https://youtu.be/YbRiWEOA9fM
▼本公演「あめつちをみたす いのちのうた」14時〜
http://koto-no-hana.net/info/6278885
音は形成する力(3)ー神殿伝説より
◉「響き」を重視して建てられた中世の教会
声や音の響きは、目に見えないが、もたらす影響は大きい。
*・゜゚・*:.。..。.:*・🌟お知らせ🌟・*:.。. .。.:*・゜゚・*
奏身舎では
〈ことのはなプロジェクト〉第2弾として
2025年6月29日に
公演「あめつちをみたす いのちのうた」を開催します。
あらゆるものに浸透する「音の響き」を
オイリュトミーや箏、歌、タムタム、グロッケン、笛
さまざまな響きで体験していただけたらと思います。
今回特別に
親子向けプログラムもご用意しました。
(限定20組まで)
笛と箏、鈴のアンサンブル、
珍しい二十五絃の箏に触れ、奏でることもできますよ!
問合/申込:
〈奏身舎〉 ✳︎ nasu.sousinsya@gmail.com
〈ことのはなプロジェクト〉✳︎ info@koto-no-hana.net
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🌟告知動画を作成しましたので、ぜひご覧下さい。
▼〈ことのはな告知動画〉
https://youtu.be/YbRiWEOA9fM
▼〈ことのはなプロジェクト〉本当の自分を生きるとは?
▼親子向けプログラム
「響きあう音と命」12時〜
http://koto-no-hana.net/info/6278901
▼本公演「あめつちをみたす いのちのうた」14時〜
http://koto-no-hana.net/info/6278885
突破口を開く「根源のコトバ」体験 6/29公演「あめつちをみたすいのちのうた」
◉突破口を開く「根源のコトバ」体験
音、言、歌、形、色・・それらは全て「根源のコトバ」において繋がっています。
日常の意識では、なかなか触れることが叶わない世界ですが、
意識的に感覚と感情を高めることで、
バラバラだったものが繋がり、私たちに人生の秘密を打ち明け、「本当の自分」とは何か、そっと語りかけてくれるのです。
それは、感覚を通して、感覚を超える「超感覚」体験と言えるでしょう。
また、自らを乗り越えてゆく力、いわば、突破口を開く鍵となり得ることでしょう。
特に、意識と無意識をつなぐ「聴覚」は、太古から備わっていた感覚で、
オイリュトミー体験を通して「全身を鼓膜にして聴く」ことができるよう、
次第に豊かに育ってゆきます。
心の耳で聴くことができるようになった時、はじめて、
「根源のコトバ」は、宇宙創造の秘密を明かしてくれることでしょう。
🌟6月のイベント🌟
6月29日【ことのはなプロジェクト】②
公演&響きのワークショップ
▼あめつちをみたすいのちのうた 14時〜
http://sousinsya.com/info/6266829
▼響きあう音といのち 12時〜
〈親子向けプログラム〉限定20組様まで
http://sousinsya.com/info/6266837
˚✧₊⁎❝᷀ົཽ≀ˍ̮ ❝᷀ົཽ⁎⁺˳✧༚
〈ことのはなプロジェクト〉 公演「あめつちをみたす いのちのうた」は、
「響きの楽器」を用いた特別な構成となっております。
そして原言語である「歌」は「うつ・うったえる・うちあう」が語源。
心を動かす「うた」の力は、日本語の豊かな母音の響きの中に、日本の豊かな風土の中に今も生きています。
公演本編は、芸能の女神‘ハヤサスラ姫’の神話を縦糸に、
緯糸の音と舞によって紡がれ、「うた」を通して一つに織りなされます。
・和楽器「箏」・・天地をつなぐ楽器
・言霊舞「オイリュトミー」・・見える言葉、見える歌
・響きの楽器「タムタム」・・宇宙鼓動
・母音の歌・・魂の声
これらのコラボによって、「根源のコトバ」を現代に甦らせる実験的試みが今回の公演です。
いのち溢れる根源の響きを、私たちと一緒にからだに充してみませんか!
詳細はこちらを ↓
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▼あめつちをみたす いのちのうた〜14時から
http://koto-no-hana.net/info/6278885
親子向けプログラム 20組まで
▼響きあう音といのち 〜12時から
http://koto-no-hana.net/info/6278901
▼ことのはなwebsite
▼〈ことのはな6/29公演告知動画〉
▼ことのはなプロジェクト紹介動画
▼ことのはなプロジェクト動画
「さすらいのハヤサスラ地水火風の旅」より「地」3/23奏身舎にて
みどりの街、茂木(もてぎ)にて新オイリュトミー講座スタート!
◉茂木(もてぎ)町にて5月から新講座スタート!
新しいオイリュトミークラスが、栃木県芳賀郡茂木町にて5月から始まりました。
同じ栃木県でも、那須塩原からは車で2時間近くかかり、まだ、一度も訪れたことがない町でした。
一年前からずっとお声がけ頂いていたのですが、私が多忙なこともあり、
ようやく、今年度になって、新クラスが実現する運びとなりました。
今回の会場は「ふみの森 もてぎ」。
自然素材の木をふんだんに使った、とても素敵なところでした。
◉豊かな自然に恵まれた文化のある街
〈茂木=木が茂る〉
の名の如く、豊かな自然と森に恵まれた、
また、ゆかしい風情溢れる、歴史と文化のある街。
6月末に〈ことのはな公演〉を控えている身なので、今回は、トンボ帰りしましたが、
公演が終わったら、いつか、じっくり遺跡や、神社仏閣を訪れたいものです。
(古代を感じさせるもの、土偶や仏像、遺跡に、とても惹かれます❤️)
◉フォーレ「レクイエム」での「至高の感覚・感情体験」
2回目の今日は、母音などの基礎練習に加えて、色彩で内外を動いたり、
フォーレ作曲「レクイエム」より『ピエ・イエス』を様々なフォルムで練習。
フォーレのレクイエムは、自身の亡き両親のために作曲したこともあり、
死に対する「恐怖」「恐れ」を思わせるようなところが全くなく、
慈愛に溢れた美しい曲です。
「ピエ・イエス」は、ボーイソプラノでもよく歌われる、清らかな、祈りの曲です。
渦巻きフォルムでは、音楽に取り掛かる前に、何度もシュタイナーのマントラで練習。
2011年福島での震災支援にて「BDダイナミゼーション」の実習前に、
オイリュトミーで渦を体験した時のエピソードなども交えて、
繰り返し稽古したのでした。
その甲斐があって、音楽で渦巻きを動く時は、とても滑らかに動けたようです。
授業の感想を皆様に伺うと、
・感覚と動きが一致した瞬間があり嬉しかった。
・体を使うことで、腑に落ちる体験が良い。
・前回に続き、深まる体験の中、涙が出そうなくらい感動を覚えた。
・霊魂体の三つのつながりを、自分の体と心を使って感じられることが嬉しかった。
・「一音高いところで、意識して新しい世界を開いてください」という先生の言葉で
耳を澄ましてその音を聞き、実際にフォルムを動くと、本当にそう感じたので感動した。
・・・などなど
皆さん、とても熱意があり、今後の茂木での講座がとても楽しみです。
今回、茂木クラスでもお話ししたのですが、「根源のコトバ」体験は、人間を成長させる大きな可能性を秘めています。
それについては、改めてブログでお話ししたいと思います。
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🌟6月のイベント🌟
6月29日【ことのはなプロジェクト】②
公演&響きのワークショップ
▼あめつちをみたすいのちのうた 14時〜
http://sousinsya.com/info/6266829
▼響きあう音といのち 12時〜
〈親子向けプログラム〉限定20組様まで
http://sousinsya.com/info/6266837