那須 ・ 奏身舎

オイリュトミーホール 那須 ・ 奏身舎(そうしんしゃ)へようこそ

ブログ

2025-06-26 09:09:00

太陽が高みへと昇る夏至の日、言と音で高まるエネルギー✨

◉夏至の日、合宿練習

 

一年で一番、太陽が高みに昇る夏至の日

29日の公演に向けて奏身舎で合宿練習しました。

 

思えば、4月に怪我をして以来、3ヶ月が経とうとしています。

無事、こうして回復し、体が動くこと。

オイリュトミーできること、歌えること。

仲間と共に活動できることのありがたさを噛み締めつつ、練習に励みます。

そう、苦楽を共にできる仲間がいるって、なんて幸せなんでしょう!

心が響き合うと、心の底から喜びが湧いてきますね!

 

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◉写真展示の準備

 

その合間に〈ことのはな活動記録の写真展〉の準備。

 

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実は、映像担当の琥珀 Takeshi Chikakiyoさんが、これまでの練習場面を撮影していて、

瑠璃さんと一緒に、膨大な記録から編集し、まとめて下さっていたのでした!!

 

夏至の6月21日、初めて写真を見せていただき、一部の作品を玄関ホールに、展示してみました。

(当日はもっとたくさん展示する予定とのこと)

練習は、人に見せるためのものではないのですが、

一瞬一瞬の気迫というか、

「音の真実」に全身で迫ろうとしている様子が、写真からも如実に伝わってきたのです。

 

オイリュトミーしている場面、

箏を弾いている場面、

説明している場面、

二人向き合っての稽古場面などなど・・

 

息遣いが聞こえるようなハッとする「真実の瞬間」を捉えたものばかり・・。

 

音楽やオイリュトミーは造形美術と違い、

物質としての作品を残さないので、時間と共に見えなくなってしまうのですが、

活動の「証」を、映像や写真の形で心を込めて残してくださっているのが、

本当に嬉しくて、

心からありがたいと・・・しみじみ思いました。

 

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響きあうことで

自分と他者の存在を実感する

 

◉言葉で名づけることで明らかになること

 

瑠璃さんと一緒に、一つ一つの写真にキャプションをつけていきました。

 

・「弾くことは 聞くこと」

・「動きを通して 音を聴く」

・「聞き知ることは 創造すること」

・・・

 

このように、写真にキャプションをつける過程で、さらに気づきを得たのでした!

 

音を「深く聴くこと」

「音のいのちに触れること」であり、

それは

「創造の源」につながること

 

私がこれまでやってきたこと、今もなおやろうとしていることとは、何なのか?
それがキャプション付の作業を通して、

〈言葉で名づける=namingする〉ことで、ぼんやりしていたイメージがさらに明らかになり、創作意図がはっきりするのでした。

言葉の持つパワーは、やはりすごいですね。

 

私たちは「言葉」を持つことで、大いなる神々の世界から切り離されてしまったのですが、

今度は「言葉」による認識を通して、純粋な思考ができ、

思考を通して改めて、大きな世界に結びつくことができるんです!

音楽のような、非言語領域の芸術も、

言語化することで、理念が明らかになり、確かさが増すことを実感しました。

 

 

◉「ヨハネ讃歌」・・言葉で堕落した人間が、

     再び「言葉による認識」を通して 浄化される!

 

夏至の頃、洗礼者ヨハネは誕生しました。

イエス・キリストが生まれる半年前です。

その聖ヨハネを讃える「ヨハネ讃歌」の歌詞は、誰もが知っている音階名

「ドレミ・・」の由来となっていますが、

 

その意味を、わかりやすく意訳すると、以下のようになります。(渋谷の解釈です)

 

言葉を持つことで、堕落してしまった私たちは、

今度は「言葉による認識」を通して、浄化され、

純粋思考によって、改めて、高みへと昇り、

大いなる世界に結びつくことができる

 

 

言葉=音楽 に置き換えても良いでしょう。

音楽は、神が人間だけに与えた、美しい響きの言葉なのです。

その音楽は、私たちに「宇宙感情」をもたらし、

日常的な感情から、引き上げてくれるのです。

 

6月29日の〈ことのはな〉第2弾の公演とWSは、

まさに響きを通して、大いなる世界につながるイベントです。

 

皆様のご参加を、一同、こころよりお待ちしております。

 

 

琥珀さん撮影による、活動の写真展示は

6月29日のことのはなイベントにて、奏身舎玄関ホールにて展示しています。

どうぞお楽しみに!

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜

▼あめつちをみたす いのちのうた〜14時から

https://fb.me/e/5EMOXbC6H

 

http://koto-no-hana.net/info/6278885

 

 

 

親子向けプログラム 

▼響きあう音といのち 〜12時から

https://fb.me/e/3inNXdhcT

 

http://koto-no-hana.net/info/6278901

 

▼ことのはなwebsite

http://koto-no-hana.net

 

▼〈ことのはな告知動画〉

https://youtu.be/YbRiWEOA9fM

 

▼ことのはなプロジェクト動画

「さすらいのハヤサスラ地水火風の旅」より「地」3/23奏身舎にて

https://youtu.be/kkwCC-Nv4pQ?si=mWNBbLmSZfERlJGv

 

▼ことのはなプロジェクト紹介動画

https://youtu.be/s5Dw565ZO-M

 

2025-06-15 15:37:00

突破口を開く「根源のコトバ」体験 6/29公演「あめつちをみたすいのちのうた」

◉突破口を開く「根源のコトバ」体験

 

音、言、歌、形、色・・それらは全て「根源のコトバ」において繋がっています。

日常の意識では、なかなか触れることが叶わない世界ですが、

意識的に感覚と感情を高めることで、

バラバラだったものが繋がり、私たちに人生の秘密を打ち明け、「本当の自分」とは何か、そっと語りかけてくれるのです。

 

それは、感覚を通して、感覚を超える「超感覚」体験と言えるでしょう。

また、自らを乗り越えてゆく力、いわば、突破口を開く鍵となり得ることでしょう。

 

特に、意識と無意識をつなぐ「聴覚」は、太古から備わっていた感覚で、

オイリュトミー体験を通して「全身を鼓膜にして聴く」ことができるよう、

次第に豊かに育ってゆきます。

 

心の耳で聴くことができるようになった時、はじめて、

「根源のコトバ」は、宇宙創造の秘密を明かしてくれることでしょう。

 

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🌟6月のイベント🌟

6月29日【ことのはなプロジェクト】② 

公演&響きのワークショップ

 

 ▼あめつちをみたすいのちのうた 14時〜

http://sousinsya.com/info/6266829

 

 ▼響きあう音といのち 12時〜

     〈親子向けプログラム〉限定20組様まで

http://sousinsya.com/info/6266837

 

˚✧₊⁎❝᷀ົཽ≀ˍ̮ ❝᷀ົཽ⁎⁺˳✧༚

 

🌟〈ことのはなプロジェクト〉 公演「あめつちをみたす いのちのうた」は、

「響きの楽器」を用いた特別な構成となっております。

そして原言語である「歌」は「うつ・うったえる・うちあう」が語源。

心を動かす「うた」の力は、日本語の豊かな母音の響きの中に、日本の豊かな風土の中に今も生きています。

 

公演本編は、芸能の女神‘ハヤサスラ姫’の神話を縦糸に、

緯糸の音と舞によって紡がれ、「うた」を通して一つに織りなされます。

 

・和楽器「箏」・・天地をつなぐ楽器

・言霊舞「オイリュトミー」・・見える言葉、見える歌

・響きの楽器「タムタム」・・宇宙鼓動

・母音の歌・・魂の声

 

これらのコラボによって、「根源のコトバ」を現代に甦らせる実験的試みが今回の公演です。

いのち溢れる根源の響きを、私たちと一緒にからだに充してみませんか!

詳細はこちらを ↓

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▼あめつちをみたす いのちのうた〜14時から

https://fb.me/e/5EMOXbC6H

http://koto-no-hana.net/info/6278885

 

親子向けプログラム 20組まで

▼響きあう音といのち 〜12時から

https://fb.me/e/3inNXdhcT

http://koto-no-hana.net/info/6278901

 

▼ことのはなwebsite

http://koto-no-hana.net

 

▼〈ことのはな6/29公演告知動画〉

https://youtu.be/YbRiWEOA9fM

 

▼ことのはなプロジェクト紹介動画

https://youtu.be/s5Dw565ZO-M

 

 

▼ことのはなプロジェクト動画

「さすらいのハヤサスラ地水火風の旅」より「地」3/23奏身舎にて

https://youtu.be/kkwCC-Nv4pQ?si=mWNBbLmSZfERlJGv

2024-06-16 09:28:00

🌟〈ことのはなプロジェクト〉公演振り返り⑵

天地をつなぐさすらいの

ハヤサスラ

~地水火風の旅~

〈ことのはなプロジェクト〉初公演から1週間、振り返るとともに、いただいた感想をまとめました。

 

自身の振り返りー「本当の自分」とは?

〈ことのはなプロジェクト〉のテーマは「本当の自分に出会うこと」。

ですが、そもそも「自分」そのものが、まるで玉ねぎの皮のように、どこまで剥いたら、本物が出てくるのかわからない・・と思えることがあります。

 私もオイリュトミーの稽古と並行し、ホールの床の雑巾掛けや、衣装のメンテナンス、炊事洗濯を毎日やってました。💦
 練習だけやっていたい・・と思う気持ちも当然ありますが、生活そのものを支える家事、労働も私の大事な一部、、、
シルクの衣装をつけて、美しい世界に浸るだけではなく、食べること、眠ること、働くこと・・人と会話すること。

物質を基盤にした、地の世界で生きるために、これらを無視することはできません。

だから地に足がついた、農的な暮らしを、芸術と同じくらいに大事にし、
畑や草花を育て、大地に触れることを本当に大切にしています。
でも、日常だけにすっかり埋没してしまうと、大切な何かを見失ってしまう。 
大きな世界との呼応を忘れてしまうと、自分の本来の目的が見えなくなってしまうのではないでしょうか。
大宇宙とは、内なる精神世界=霊界であり、そこは、「目標」「意図」の王国だと、シュタイナーは語っています。

 いわば、羅針盤のようなもの。

 目標や意図がわからないまま、闇雲に行動するのではなく、

朧げでもわかったほうが、「正しい本来の道」を目指して進んで行けるのではないでしょうか。

 TAO とは『大いなる世界と自分をつなぐ「道」』のことなのです。

 

 大宇宙と 小宇宙の「わたし」
 天と地の間にある「人間」

橋渡しする「通路」としての
‘オイリュトミー’

自分自身が何なのか・・

それを思い起こすために、大いなる世界との確かな通路をつくることが必要で、

そのためには中心の「心を動かす」こと。

だから「芸術創造」が人間にとって欠かせないものなのでしょう。

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〈第二部 公演〉

天地をつなぐ さすらいのハヤサスラ

 ~地水火風の旅~

〈書と響きのコラボ〉

第二部は、安齋裕司さんによる書「風」「火」「水」「地」が、場面ごとに壁面に大きく映し出され、

 これから起こる世界像を、文字の形象が直感的に予感させてくれるのでした。

 

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そして、各場面ごとに、TAOのメロディーが箏の音で奏でられ、四大世界が次々に展開するたびに、調性も変容してゆくのです。

オイリュトミーの動きの後には、瑠璃さんによる詩の朗唱。

 

そして最後の「土」では、音楽に続き、言葉のオイリュトミーで締めくくられました。

 

〜〜〜〜〜〜〜

〈音と映像のコラボ〉
◎「水」の即興演奏では、
海の哺乳類の王者「鯨」のイメージ映像が、水の波紋とともに映し出されました。
「生命の水=エーテルの流れ」と共に、ゆったり回遊する映像は、みているうちに、自分も鯨と一体となり、深く呼吸できるような癒しの力がありました。
 その姿は、泳ぐというよりもどこか飛翔しているようにも見え、エーテル界を自在に流動する、いのちそのものを感じさせました。
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「地」=「土」では、
都会の夜景の映像が浮き上がる中、「土」の音楽オイリュトミーを舞わせていただきました。
今回初めて取り組んだ「土」は、テンポも早く、いろんな場面展開が次々に起こる魅力的な作品で、私にとっても新たなチャレンジとなった作品です。
「土」一曲の中には、多くのイメージが繰り返し展開されています。
ちょうど、旧約聖書「創世記」において、地球紀の初めに、これまでの宇宙進化を全て繰り返され、新たな「地」=「土」元素が加わったように。
それは、このような場面展開でした。
・流動する世界ではなく、硬い物質的な世界をイメージした場面、

・都会に生きる、孤独と突き刺さる痛みを思わせる場面、

・日々のルーティンを思わせる場面、

・無意識の中に溶け込む「月」の場面、

・打音が連続する「木」をイメージした場面、

・そして悲しみから歓喜へと変容する「火」、

・「閉じ込められた水」から「自由な大海へ」と開放される「水」 

    などなど。

 

 中でも打音の響きは、ハンマーや木槌で硬い木を叩くときのようなイメージがあり、かつて木彫を制作していた私にとっては懐かしい響きです。
 その打音の響きからは、破壊ではなく、新しい何かを明確な意図を持って作り出すときの音、創造の槌音の爽快さを感じました。
そこには目的があり、焦点を合わせ、狙いを定める動きが自ずと生まれます。
今回、お客様たちには「土」がとても新鮮だったようで好評でした。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜

〈第三部 交流会〉

琥珀さんによる映像作品が映し出され、参加者の感想をシェアしました。

 

 
交流会では、今制作中の「地水火風」の作品の一部「水」も映し出され、その映像は、これまでの単なる記録映像とは全く異なるものでした。
 
いわば、目に見えない空気が、感じられるような不思議な仕上がりなのです。
物質的な空間では、オイリュトミーと箏は離れています。
 
しかし、琥珀(近清さん)による映像では、ところどころ重なったり、一体になったり、
オイリュトミーの動きから箏の演奏が見え、
箏の演奏からオイリュトミーが感じられるようでした。
 
心の中の空間ーアストラル空間を見える化した画像と言えるでしょうか。
 
映像を見た後に、お一人お一人の感想をシェアしました。
 
参加者の顔ぶれは実に多様でした。
オイリュトミー、シュタイナー関係の方はもちろんのこと、
二十歳を間近に控えた大学生、
子どもをお風呂に入れて公演に駆けつけてくれたママ、
牧場で牛を飼っている牧人、
グリーフケアの研究者、
ピアノ講師、
調律師
保育士
エンジニア・・
 
プレ公演も含めて、ご参加いただいた皆様、お手伝いやご声援くださった皆様、本当にありがとうございました。
 

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🌟もっと多くの方に、広く伝えたい!
そんな思いから、映像作品の制作と販売を行なっています。

〈ことのはな〉6/9本公演、プレ公演、共にアーカイブ視聴が購入できます。

(第一部・第二部のみ。30日間)

 

▼リンク先はこちらです。

https://peatix.com/event/4019955/view

 

2024-06-15 21:03:00

🌟〈ことのはなプロジェクト〉公演振り返り⑴

 

天地をつなぐさすらいの

ハヤサスラ

~地水火風の旅~

 

〈ことのはな プロジェクト〉本公演無事終了

 

二つのプレ公演を経て(仙台4/27、那須4/30)、 6/9、那須・奏身舎にて本公演が開催され、
二十五絃箏とオイリュトミーのコラボに加え、今回、初めて映像作品が加わった。
 

〈オイリュトミー ×二十五絃箏 ×  映像  〉

  当事者の私たちすらも、最終的な仕上がりが全く未知のまま(でも不安は不思議となかった)迎えた6/9公演本番は、直前に「地水火風」の書もコラボに加わった!

 
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ホリゾントに映し出される「書」と映像 

当日は、奏身舎という響きの空間で、出演者と参加者の魂が響き合い、音、動き、色、映像・・
魔法のような濃密な雰囲気を醸し出していた。
映像とオイリュトミーのコラボは、初めてだったが、第三部のシェア会での反響は予想以上のものだった!

公演から1週間経ち、自分なりに、今回の公演を振り返ってみた。

 

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〈第一部 体験会〉 

 

◉天地(あめつち)を結ぶ、
       「道」=TAO
 
「天」という言葉も「地」という言葉も「頭では知って」いる。
しかし、本当に実感しているだろうか?
知識としてではなく、心で思えるだろうか?
また、この言葉がどんな概念を指し示しているのかを、確かに掴むのもなかなか難しい。
 
第一部〈体験会〉が始まった時、ちょうどしっとりと雨が降っていた。
「天地を」を「あめつちを」と言い換えてみる。
すると、雨が土に染み込むような、柔らかさと自然さがある。
 
「あめ」という語には、「天」「雨」「海」・・の三つがあり、天から降ってきた雨の雫が、川に流れ大海へと合流する・・・
「あめつちを」・・は、そんな「めぐる命の物語」を感じさせてくれる語。
それを母音で体験していただいた。
 そして子音で「地水火風」を体験し、水 ,風の両方に流動する特性が、日本語ではどちらも「子音S」で表現されていることに気づく。
 
そのS音は、根底(ねそこ)の国を彷徨う「さすらいのハヤサスラ」の名前の中にも響いている。
そしてSの形は川の蛇行、風のそよぎ、背骨の形、静けさの音。・・これらの形象として現れているのだ。
 
さらに、
天と地を結ぶ「道」=TAO を箏の音で体験していただいた。
 
天の領域にまで広がる清らかな音の響きは、今度は
大地の一部である、自分の内部へ取り込まれて、体の中にまで浸透する。
 
この「わたし」こそが天と地を「橋渡し」する存在なのだ。
その秘密が、音を通して明らかになり、リアルな体験になってゆく。
 

 

 

◉天地を結ぶ、箏による音体験
 
箏による音楽オイリュトミーでTAOをインターヴァル体験すると、
くどくど説明しなくても、理屈抜きで、ハートで感じられ、腑に落ちるが素晴らしい。
 
実は、箏そのものが「天地をつなぐ楽器」と言われているそうだ。
その「天地をつなぐ」箏を使ってのコラボ公演「天地をつなぐ、さすらいのハヤサスラ」・・
このテーマは、我ながらぴったりだったと思う。
 
そしてその箏は、「伝統」からより自由に羽ばたく可能性を持つ「二十五絃箏」だからこそ、この体験が可能になったのだ。

 

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箏について説明する瑠璃(小澤千絵子)さん

 

 

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◉他者との「協奏・共創」

  芸術体験による癒しの力

 

今、地の球である「地球」を旅し、生きている私たち。
 
この地の世界=物質界、現実世界において
「本当の自分を生きる」ことは、
言葉では容易くとも、実際に行うのは本当に至難の業だ。
 
理想を胸に抱いても、厳しい現実を前にして、心折れそうな時も多々ある。
 
でも、今回のプロジェクトを通して確信したことがある。
 
それは
芸術体験を他者とハートで共有し、
外面ではなく、深~い内面の奥底でつながると・・・
大きな癒しの力が湧き起こるということ。
 
他者との「協奏」「共創」「協働」を通してこそ、
個である私自身の自我もより輝き、強められ、「本当の私」と出会う機会が与えられるということだ!
 
これが〈ことのはな プロジェクト〉を通して一番やりたかったこと。
 
 

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◉未来の「社会芸術」に向けて

 

 

単なる感覚的な喜びを刹那的に得るだけではなく、それを心奥の自我まで落とし込む
他者と「協奏・共創」する芸術。
演じるもの、観るもの双方が、
この垣根を越え、融合すること。
今回、参加者とも核心部分を共有し、舞台を創造できたことが、一番嬉しいことだった。
 
一人一人の人間が、個として自立しながらも、美しい芸術作品のように互いにイキイキした関係性を持ち、社会を創造してゆく。
それを「社会芸術」とシュタイナーは語った。
その萌芽が予感でき、ささやかでも現実に降ろせたことは本当に嬉しく、幸せなことだった。

今回の〈ことのはなプロジェクト〉①の体験を元に、さらに世の中へ広げる活動へ、未来に向けてしっかり繋げてゆきたい。

🌟もっと多くの方に、広く伝えたい!
映像には世の中に広げ未来に伝えるという役割があります。
映像作品の制作と販売を行なっています。

〈ことのはな〉6/9本公演、プレ公演、共にアーカイブ視聴が購入できるようになりました。

(第一部・第二部のみ。30日間)

 

▼リンク先はこちらです。

 

https://peatix.com/event/4019955/view

 

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2024-06-07 12:21:00

🌟TAOを全身で感じる

〈天地をつなぐさすらいのハヤサスラ〜地水火風の旅〉
いよいよ、公演まであと数日となりました。
天と地をつなぐ…と言うと、何だか難しく聞こえますが、
「あめつちの」
と、言い換えると、とても柔らかく、自然な感じがしますね。
まるで雨が土に染み込むように・・・
古代人は、天と地のつながりを、もっと生き生き感じていたのかもしれません。
「あめつちの」は、
古事記冒頭や万葉集にも枕詞として多く歌われています。
第一部の体験会では、母音によるオイリュトミーで体験します!
また、
老荘思想で知られる「TAO=道」という言葉は、
陰陽☯️の調和を大切にする思想です。
 大きいものと小さいもの
 陽と陰
 明るいものと暗いもの
この言葉も
音楽や言葉のオイリュトミーで体験してみましょう。
意味だけでは難解な概念も、響きと動きを通して、
言葉本来の叡智と生命があなたに働きかけてくれることでしょう。
心を動かしてTAOを感じてみましょう!
特に箏でのTAOは素晴らしい体験になるでしょう!
箏そのものが「天と地をつなぐ楽器」と言われているのですから。
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2025.07.09 Wednesday