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🌟〈ことのはなプロジェクト〉公演振り返り⑵
天地をつなぐさすらいの
ハヤサスラ
~地水火風の旅~
〈ことのはなプロジェクト〉初公演から1週間、振り返るとともに、いただいた感想をまとめました。
◉自身の振り返りー「本当の自分」とは?
〈ことのはなプロジェクト〉のテーマは「本当の自分に出会うこと」。
ですが、そもそも「自分」そのものが、まるで玉ねぎの皮のように、どこまで剥いたら、本物が出てくるのかわからない・・と思えることがあります。
物質を基盤にした、地の世界で生きるために、これらを無視することはできません。
いわば、羅針盤のようなもの。
目標や意図がわからないまま、闇雲に行動するのではなく、
朧げでもわかったほうが、「正しい本来の道」を目指して進んで行けるのではないでしょうか。
TAO とは『大いなる世界と自分をつなぐ「道」』のことなのです。
自分自身が何なのか・・
それを思い起こすために、大いなる世界との確かな通路をつくることが必要で、
そのためには中心の「心を動かす」こと。
だから「芸術創造」が人間にとって欠かせないものなのでしょう。
〈第二部 公演〉
天地をつなぐ さすらいのハヤサスラ
〈書と響きのコラボ〉
第二部は、安齋裕司さんによる書「風」「火」「水」「地」が、場面ごとに壁面に大きく映し出され、
これから起こる世界像を、文字の形象が直感的に予感させてくれるのでした。
そして、各場面ごとに、TAOのメロディーが箏の音で奏でられ、四大世界が次々に展開するたびに、調性も変容してゆくのです。
オイリュトミーの動きの後には、瑠璃さんによる詩の朗唱。
そして最後の「土」では、音楽に続き、言葉のオイリュトミーで締めくくられました。
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・都会に生きる、孤独と突き刺さる痛みを思わせる場面、
・日々のルーティンを思わせる場面、
・無意識の中に溶け込む「月」の場面、
・打音が連続する「木」をイメージした場面、
・そして悲しみから歓喜へと変容する「火」、
・「閉じ込められた水」から「自由な大海へ」と開放される「水」
などなど。
〈第三部 交流会〉
琥珀さんによる映像作品が映し出され、参加者の感想をシェアしました。
〈ことのはな〉6/9本公演、プレ公演、共にアーカイブ視聴が購入できます。
(第一部・第二部のみ。30日間)
▼リンク先はこちらです。
https://peatix.com/event/4019955/view
🌟〈ことのはなプロジェクト〉公演振り返り⑴
天地をつなぐさすらいの
ハヤサスラ
~地水火風の旅~
◉〈ことのはな プロジェクト〉本公演無事終了
〈オイリュトミー ×二十五絃箏 × 映像 〉
当事者の私たちすらも、最終的な仕上がりが全く未知のまま(でも不安は不思議となかった)迎えた6/9公演本番は、直前に「地水火風」の書もコラボに加わった!
当日は、奏身舎という響きの空間で、出演者と参加者の魂が響き合い、音、動き、色、映像・・
公演から1週間経ち、自分なりに、今回の公演を振り返ってみた。
〈第一部 体験会〉
知識としてではなく、心で思えるだろうか?
「あめつちを」・・は、そんな「めぐる命の物語」を感じさせてくれる語。
それを母音で体験していただいた。
◉他者との「協奏・共創」
芸術体験による癒しの力
◉未来の「社会芸術」に向けて
今回の〈ことのはなプロジェクト〉①の体験を元に、さらに世の中へ広げる活動へ、未来に向けてしっかり繋げてゆきたい。
〈ことのはな〉6/9本公演、プレ公演、共にアーカイブ視聴が購入できるようになりました。
(第一部・第二部のみ。30日間)
▼リンク先はこちらです。
https://peatix.com/event/4019955/view
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🌟TAOを全身で感じる
🌟仙台プレ公演終了_参加者からのご感想
4月27日は、渋谷が講師を務める、おひさまの丘宮城シュタイナー学園の共催により、プレ公演を開催、連休中にも関わらず、熱意ある方々が参加されました。
チラシ作成や準備など、学園の皆さまには大変お世話になり、心より御礼申し上げます。
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学園の木工きょうし、藤原茜先生デザインによるプレ公演チラシ
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◉参加者からのご感想
【めぐるいのちの物語】
「オイリュトミー×二十五絃箏×映像という体験会と小公演、交流会に参加しました。
第一部で
十三絃の箏と二十五絃の箏による五音階と七音階の世界観の違い、つまり
穏やかで優しくあたたかな小さな世界から、多彩な広がりと煌めきの大きな世界を体験した後
母音のひとつひとつの音の意味と響きや
子音をあらわす火風水土のエレメントを
身体でまるごと感じるオイリュトミーを体験。
世界の様々なあらわれが、自分と響きあいながら存在し、
と同時にひとつでもあり、参加したみんなとも響きあっていることを理屈抜きで感じる。
「わたし」という広がりと、収束と、循環と永遠。
そんな体験をしたからこそ
第二部のオイリュトミー×二十五絃箏の公演が
「観る」ということを超えて体験になる。
「風」「火」「水」「土」を通して
「自我」が本当の自分を求めて 循環し、変容の物語を体験していく。
二十五絃箏による世界の中で身体が言葉となり歌となる。
呼応しあっているのが美しい。
詩の朗唱やうたの響きが空間を満たし
とても美しく振動している。
そんな公演。
そして三部へ。
公演が終わった後も、その音や動きや響きが
そのまま会場の中に残存していて
それを想起させるため、
内側でそのエネルギーが立ち上がるための
映像というあらたな表現を生む。
その解説があった後、
みんなで自分の体験をシェアしあう。
・・・・・
そんなとても豊かな時間でした。
オイリュトミーは渋谷智栄子さん
二十五絃箏は小澤 千絵子さん
そして映像は近清武さん
この三人による、「本当の自分を生きる」をテーマにした
作品を創作、映像化し、未来に伝えるプロジェクト。
参加者が鑑賞するだけではなく、
「体験し」「感じる」というワークショップがあることで
より深くその世界を自分ごとで感じられると思いました。
そう、そこにあるのはいのちの物語。
ところで、近清さんは
いのちの光をあらわす、内的宇宙と大きな宇宙が呼応する
「COSMOS~光との約束~」を制作された方。
以前Com.Labでインタビューさせていただき、
九州糸島の「いのちのお祝い会」でもお会いしています。
久々にお会い出来てとっても嬉しかった~!!」
及川徳子さんのFB記事より、掲載させて頂きました。
🌟那須プレ公演終了_参加者のご感想
4月末にプレ公演が仙台4/27と那須4/30にて無事終了しました。
◉【演じる者と観るものとの境界線を外す体験】〈那須プレ公演4/30ご感想〉
「和歌や詩で母音を味わい、13絃の音色の中でより深く五音階の世界を感じることができました。
作品の「水」の1部を動いたこと、TAOを何度も動いたことが、
演じる者と観るものとの境界線のようなものを外してくれ、
自分も作品に入り込めたような気持ちでした。
地・水・火・風に境があるわけではなく、一人ひとりが地・水・火・風となって、地球(宇宙!?)を感じる一体感はオイリュトミーならではの体験だなと思います。
「わたし」という響きには、UとA, TとAの 両極が内在していて、Sがそれを結びつけるのか・・と改めて感動しました。(天と地をつなぐ箏の音のようですね!)
ワークショップを通して、何かしらの気づきを持って芸術を観る。
そしてそれを共有したり、他の人の感性に触れたり、新たな世界に出会えた時間でした。
小澤さんが表現しようとしている多彩な音色や行間など、実際に目で見て感じることができたのは、大きな刺激になりました。
「風」「火」「水」の詩はどこからの引用ですか?
渋谷先生がカーテンの奥で歌われたことに、私は陰影を感じ、小澤さんとの対の演出が良かったと思いました。
本公演での映像の発表も楽しみにしております。
(渋谷先生の動きが正面向きよりナーゼナッハや回転のフォルムが多かったのが印象的でした)
田崎和美さんより
(宇都宮オイリュトミークラス「ひばりの会メンバー」、ピアノ講師)