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2026-05-16 21:00:00
魂のこよみ6.「狭い自分を乗り越えて 時間と空間の働きの中に蘇るとき」
☘若葉の頃は、全てが輝いて見えます!✨
山桜には小さな桜桃
森や庭の木々。緑がますます豊かに輝いてる
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シュタイナー「魂のこよみ」6週目
高橋巌 訳
狭い自分を乗り越えて
時間と空間の働きの中に蘇るとき
私の自我は宇宙を啓示する者となる。
そのとき宇宙はいたるところで
おのれの姿の真実を
その神的現像を
私のために開示する。
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◉「狭い自分」とは?
ー利己的なエゴイズムに駆られた「私」
先週「第5週」のこよみでも、語られていた「狭い自我」。
「狭い自我」の内なる強制を脱して
今新たに 蘇ろうとする」
2週続けて綴られる「狭い自我」「狭い自分」という言葉にハッとさせられます。
「狭い自分」とは「卑小な自分」のこと。
狭くて偏ったエゴイズムに駆られ、自分さえ良ければ、と自己中心的になり、
ちっぽけな「私」は、狭い視野で、
自らが作った牢獄の中にがんじがらめに閉じ込められています。
そして、他者をありのまま受け入れられず、寛容さを保てなくなる・・。
そう、
この小さな「私」は、弱くて、ちっとも自由ではありません。
でも、
そういう状態は、日々の中で多々遭遇しますね。
その都度、ふ〜っとため息をついてしまう事も多いでしょう。
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◉狭い自分を乗り越えるには
他者の存在が必要
一体どうやったら、狭い自分を乗り越えることができるのでしょうか。
大我を目指して 新しく蘇るには、
内的な力を目覚めさせることが大切。
そのための行法を シュタイナーは教えてくれています。しかし、乗り越えよう、と努力してみても
「自分自身の進化のため」だけだと、
すぐ壁にぶち当たり、
すごく難しいようなのです。
ところが、
「自分以外の『誰か』のため」
「自分が関わっている『仲間たち』のため」
「共同体のため」
自分以外の他の人の存在を感じることで、
なぜか頑張れる。
心があたたかく満たされ、
小さな自分の中に、大きな力が湧いてきて、
高く引き上げられるようなのです!
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◉高次の進化には、
親密な共同体の意識が必要
「利己的な目的から、霊的発展を求めるものは進歩しない」
と、シュタイナーは語ります。
高次の進化には、親密な人間共同体の意識が必要だというのです。
「低次の自我」に関する限り、私は他者とは別な存在です。
しかし、「高次の自我」に関しては、私は他者と離れてはいません。
他者と一体なのです。
私に「高次」の真理について語る他者は、「私自身」なのです。
そして、この「高次の自我」のみが、超感覚的世界に上昇することができるのです。
あの人は私より得をしている、と言うような感情を克服しなければなりません。
利己的な自我から、「高次の自我」のために利益が得られる事は決してありません。
自分より進んでいる人の立っているところに、いつか将来、自分も立つようになるのです。
あらゆる神秘的な進化の基本条件は、ある1つの感情であるといいます。
「天の国に入るためには、幼子のようになれ。」
シュタイナー「霊視と霊聴」西川隆範訳より抜粋、編集し引用。
一部表現を改めました。
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幼子、というと・・
5、6年前の思い出が蘇ってきました。
その日は、創造の森保育園にて幼児オイリュトミーの仕事でしたが、
コロナの影響で、園児たちは半分くらいの人数でした。
窓を開け換気を良くしたお部屋で
手遊びを楽しみ、オイリュトミーをやりました。
五月の太陽。その晴れ渡る輝きのように、
心の中に輝く、内なる太陽の光と熱を感じて
母音の IAO(イアオ)を子どもたちをやりました。
I 頭の上から貫く光を感じつつ、まっすぐな背骨を伸ばし、
A 脚を開き、大地の重さをどっしりと感じます。
O あたたかい空気を胸のあたりに感じ、まぁるく腕で包み込みます。
すると・・とっても気持ちがいいんです。
大人の生徒さんとやるのとは、また異なる喜びが、心と体から自ずと湧いてきます。
この世に体を持って生まれ、大地で生きることへの、強い意志の力
歓びそのものでしょうか。
三つの母音の揺るぎない力を、この時、しっかりと確かに感じたのでした。
生命が脅かされる「コロナ禍」という特別な時期だったからこそ、濃厚に感じられたのかもしれません。
母音 IAO(イアオ)
このシンプルな動きを、園児たちはとっても喜んで、誇らしげに動きます!!
それは響きの中に人間の本質が、込められているから。
幼い子どもたちは、大人よりも直感的に、大きな世界との一体感をまだ持っているからでしょうか。
「霊界の思い出を幼児たちは持っている」
「子どもは霊界の継続である」
そう、シュタイナーは語っています。
園児たちが動作言語のオイリュトミーを、大好きなのは、動作の感覚の中に
「自分たちがかつていた故郷、キラキラした輝ける天の世界との一体感」があるから。
この一体感は、幼児たちへ与えられた贈り物。
幼児期にだけ、与えられた恩寵を 大切にしてあげたいと思います。
5月は、
花も🌼、蝶も🦋、鳥も🕊、森の木々も🌳、いつもより輝いて見えます!!✨
創造の森保育園の園庭と畑
狭い自分を乗り越えるために
羽ばたく力を得るには?
地上的な自分と
宇宙的なものとの「橋渡し」が必要です。
それには、他者への愛が欠かせません。






