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🌟仙台プレ公演終了_参加者からのご感想
4月27日は、渋谷が講師を務める、おひさまの丘宮城シュタイナー学園の共催により、プレ公演を開催、連休中にも関わらず、熱意ある方々が参加されました。
チラシ作成や準備など、学園の皆さまには大変お世話になり、心より御礼申し上げます。
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学園の木工きょうし、藤原茜先生デザインによるプレ公演チラシ
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◉参加者からのご感想
【めぐるいのちの物語】
「オイリュトミー×二十五絃箏×映像という体験会と小公演、交流会に参加しました。
第一部で
十三絃の箏と二十五絃の箏による五音階と七音階の世界観の違い、つまり
穏やかで優しくあたたかな小さな世界から、多彩な広がりと煌めきの大きな世界を体験した後
母音のひとつひとつの音の意味と響きや
子音をあらわす火風水土のエレメントを
身体でまるごと感じるオイリュトミーを体験。
世界の様々なあらわれが、自分と響きあいながら存在し、
と同時にひとつでもあり、参加したみんなとも響きあっていることを理屈抜きで感じる。
「わたし」という広がりと、収束と、循環と永遠。
そんな体験をしたからこそ
第二部のオイリュトミー×二十五絃箏の公演が
「観る」ということを超えて体験になる。
「風」「火」「水」「土」を通して
「自我」が本当の自分を求めて 循環し、変容の物語を体験していく。
二十五絃箏による世界の中で身体が言葉となり歌となる。
呼応しあっているのが美しい。
詩の朗唱やうたの響きが空間を満たし
とても美しく振動している。
そんな公演。
そして三部へ。
公演が終わった後も、その音や動きや響きが
そのまま会場の中に残存していて
それを想起させるため、
内側でそのエネルギーが立ち上がるための
映像というあらたな表現を生む。
その解説があった後、
みんなで自分の体験をシェアしあう。
・・・・・
そんなとても豊かな時間でした。
オイリュトミーは渋谷智栄子さん
二十五絃箏は小澤 千絵子さん
そして映像は近清武さん
この三人による、「本当の自分を生きる」をテーマにした
作品を創作、映像化し、未来に伝えるプロジェクト。
参加者が鑑賞するだけではなく、
「体験し」「感じる」というワークショップがあることで
より深くその世界を自分ごとで感じられると思いました。
そう、そこにあるのはいのちの物語。
ところで、近清さんは
いのちの光をあらわす、内的宇宙と大きな宇宙が呼応する
「COSMOS~光との約束~」を制作された方。
以前Com.Labでインタビューさせていただき、
九州糸島の「いのちのお祝い会」でもお会いしています。
久々にお会い出来てとっても嬉しかった~!!」
及川徳子さんのFB記事より、掲載させて頂きました。
🌟那須プレ公演終了_参加者のご感想
4月末にプレ公演が仙台4/27と那須4/30にて無事終了しました。
◉【演じる者と観るものとの境界線を外す体験】〈那須プレ公演4/30ご感想〉
「和歌や詩で母音を味わい、13絃の音色の中でより深く五音階の世界を感じることができました。
作品の「水」の1部を動いたこと、TAOを何度も動いたことが、
演じる者と観るものとの境界線のようなものを外してくれ、
自分も作品に入り込めたような気持ちでした。
地・水・火・風に境があるわけではなく、一人ひとりが地・水・火・風となって、地球(宇宙!?)を感じる一体感はオイリュトミーならではの体験だなと思います。
「わたし」という響きには、UとA, TとAの 両極が内在していて、Sがそれを結びつけるのか・・と改めて感動しました。(天と地をつなぐ箏の音のようですね!)
ワークショップを通して、何かしらの気づきを持って芸術を観る。
そしてそれを共有したり、他の人の感性に触れたり、新たな世界に出会えた時間でした。
小澤さんが表現しようとしている多彩な音色や行間など、実際に目で見て感じることができたのは、大きな刺激になりました。
「風」「火」「水」の詩はどこからの引用ですか?
渋谷先生がカーテンの奥で歌われたことに、私は陰影を感じ、小澤さんとの対の演出が良かったと思いました。
本公演での映像の発表も楽しみにしております。
(渋谷先生の動きが正面向きよりナーゼナッハや回転のフォルムが多かったのが印象的でした)
田崎和美さんより
(宇都宮オイリュトミークラス「ひばりの会メンバー」、ピアノ講師)
夜桜からのプレゼント〜通し稽古の後に


地水火風の旅〜内なる世界と外なる世界を結ぶために
〈ことのはなプロジェクト初公演〉は、
「地水火風」を旅する物語です。
*・゜゚・*:.。..。.天地をつなぐ さすらいのハヤサスラ .。.:*・゜゚・*
~地水火風の旅~
◉地水火風とは
「地水火風」とは、大自然の中にある要素です。
・大地、岩などの固まる要素
・川、海などの水の流れの要素
・燃え盛る炎や、熱の要素
・空気や霧などの気体の要素
これらに四つの「地水火風」の状態が見られます。
そして、
それらは、実は私たちの内面においても「気質」として働いています。
地球の構成要素が、地球に住む私たちの心の中にも
「気の働き」としてあるのです!
◉地水火風と気質
ではどのように、働いているのでしょうか。
・大地や硬い岩のように、固まる気持ちや心
・水のように、ゆったり、変わらず流れる心
・炎のように、瞬間に燃え、熱くなる心
・風のように、流れて果てしなく広がる心
このような四つの性質が、人によって、偏りを見せたり、組み合わせが異なったりしています。
シュタイナー教育ではこの「気質」を調和の中で、育てることを大事にしています。
地球の構成要素が、人間の中にも構成要素としても働いている。
人それぞれ、
構成のあり方が異なるのは、与えられた使命や役割が異なるからと言えましょう。
◉外にある地水火風は、
内なる心にもある
四大が外なる大自然だけではなく、
内なる自分の心の中にもある。
外にあるものは、内にもあるのです。
そのように感じると、自然や人間との関係性が、より親密に感じられます。
また、自分に与えられた四つの要素を、パレットの絵の具のように、
自在に生かし、かけがえのない人生において、
自分だけの美しい絵を描いていきたい!
心からそう、思うのです!
四つの要素を活かすためには、地水火風の特質を知り、
調和させつつ、
内外を結ぶことが大切になります。
◉外と内をつなぐために
〜調和を通して結びつける〜
では、 どうしたら、
内・外の世界を、生き生きと繋いでいけるのでしょうか。
シュタイナーやオイリュトミーを学ぶことは、
この「内と外を有機的に調和の中で結ぶこと」でもあると思うのです。
心や体の健康を保つためにも
内と外が調和していることが大切ですね。
◉世界との一体から、分離へ
幼い子どもたちは、内面世界の中で生きています。
そこでは、石ころも、雲も、花も、虫も、擬人化され、
一体となっています。
しかし、9歳を機に、内なる世界と外なる世界が別れるのです。
客観的な意識の芽生えとともに、もはや、大自然は、「物質」としか見えなくなってしまう。それは、覚めた意識であり、理性とも言えます。
世界との分離を体験したことで、「自我」は目覚め、意識的になれるのですが、
「孤独」を感じたり、自他を分ける時期に深く傷つくことで、
自分の殻に閉じこもってしまうこともあります。
◉目覚めた意識で異なるものがつながるには?
目覚めた、独立した自我を持ちながら、
再び、他と繋がってゆくことが、地球の環境を守るためにも、いろんな民族と平和を維持するためにも
人間自身の自我の成長のためにも、大変重要だと思うのです。
目覚めた意識を持つ人間にとって、ただ、幼児のように世界と一体となることではなく、
改めて、自分の心と、自然、宇宙はリンクしているということ。
それを、読み解き、扉を開くための「鍵」が必要になります。
鍵となるのは、高められた「感覚と感情」です。
◉感覚と感情を高める
私たちは五感を働かせ、外側にあるものを知覚し、様々な印象を抱きます。
そして、感情を通して、自分がどう感じているかを知ります。
嬉しい、悲しい、懐かしい、素晴らしい、恐ろしい・・などの感情が湧いてきます。
感覚が麻痺してしまったり、
感情が氷のように冷えて動かないと、また、粗雑な感情だけだと、
自分の内面と外側の世界を調和を通して結ぶことができません。
だからこそ、芸術的な教育がとても重要なのですね。
芸術創造を通して、感覚が繊細に働き、そして感情も豊かに育ってゆくからです。
しかも、芸術創造は、繰り返すことで、上達し、喜びが増します!
◉天と地
「内なる心の世界」と「外なる客観世界」は、言い換えると
「天と地」とも言えます。
私たち人間は、この二つの両極の中で、必死にバランスをとりつつ、今を生きているのです。
天・・精神的な天上世界
地・・現実的な地上世界
地上に生きている私たちにとって、
天と地がつながるのは、
感覚と感情の扉を、調和の中で開くときであると言えましょう。
特に、芸術的な体験を通して繋がったときに、無上の喜びが湧いてきます!
頭も心も体もまるごと用い、
その中に、真善美が感じられるとき、
隔たった二つの世界が融合します。
「天地をつなぐ、さすらいのハヤサスラ」は、
地上と天上を結ぶ、芸能の神の象徴でもあります。
◉公演のご案内
~~オイリュトミー&二十五絃箏 コラボレーション~~
〈映像:6月本公演で発表〉
天地をつなぐ さすらいのハヤサスラ
~地水火風の旅~
地球を愛し、旅するすべての人へ
私たちと一緒に、心の旅路に出ませんか?
詳しくはこちらをご覧ください。
▼〈地球を愛し、旅するすべての人へ贈る物語〉
天地をつなぐ さすらいのハヤサスラ〜地水火風の旅
https://ameblo.jp/eurytmie-sousinsya/entry-12848493947.html
▼ハヤサスラとは?【プレ公演】天地をつなぐさすらいのハヤサスラ 4/27,30
https://ameblo.jp/eurytmie-sousinsya/entry-12847974528.html
▼【告知】天地をつなぐ さすらいのハヤサスラ〜地水火風の旅〜
〈ことのはなプロジェクト〉 https://ameblo.jp/eurytmie-sousinsya/entry-12846294303.html
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◎公演タイトル: 【天地をつなぐ さすらいのハヤサスラ〜地水火風の旅〜】
ー「ほんとうの自分を生きる」ー
◎主催:〈ことのはなプロジェクト〉
◎三部構成:(プレ公演) 1、体験会 13絃と25絃の二つのお箏で「五音階と七音階」オイリュトミー体験 2、小公演 【天地をつなぐ さすらいのハヤサスラ〜地水火風の旅〜】 3、交流会 映像を使って核心部分をシェア、〈ことのはなプロジェクト〉についてもお話しします。
◎詳しくはこちら:
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▼仙台 4月27日13時〜15時
イベント欄: https://fb.me/e/1X6akYAVm
▼那須 4月30日18時〜20時(30分前開場)
那須・奏身舎にて
イベント欄: https://fb.me/e/1xSALdw56
▼本公演6月9日 15時〜17時
奏身舎にて 会場:那須・奏身舎
那須塩原市鹿野崎175-17
問合/申込:nasu.sousinsya@gmail.com
予約・前売り: 3,000円 当日: 3,500円
定員: プレ公演 30名 本公演 40名
〈地球を愛し、旅するすべての人へ贈る物語〉
今、練習中の作品は、
四月末と六月に開催される公演に向けた作品です。
題して、
天地をつなぐ さすらいのハヤサスラ
~地水火風の旅〜
「さすらいのハヤサスラが、地水火風の世界を旅し、天地をつなぐ」という物語です。
サスラが最後に行き着いたのは、根の国、底の国と呼ばれる暗く硬い「土=地」の世界でした。
(六月本公演では、地水火風のすべての音楽作品が揃います。
四月のプレ公演では、最後に言葉の作品として瑠璃さんの朗唱で、私がオイリュトミー「土」を舞います。)
実は、私たちも、地の球である「地球」に住み、いのちの旅を続けているところなんです。
だから、彷徨いさすらうハヤサスラは、私たち自身!
地球という星を旅する私たちは、どんな出会いがあり、どんな果実を未来に結ぼうとしているのでしょうか。
小さな「いのち」の種から、葉が育ち、花咲き、未来に実を結ぶように・・・
小さな「わたし」の中にも、〈未来に花ひらく〉大きな可能性が眠っています。
それは言葉によって、咲き開く、かけがえのない「自分だけの花」。
本公演を通して、サスラと一緒に心の旅路に出て、
言の葉と音の波の豊かないのちの世界に出会っていただけたら幸いです。
皆さまのご参加、心よりお待ちしております。
▼プレ公演お知らせ
http://sousinsya.com/info/5652236
公演ハヤサスラご案内24_0412pdf.pdf (0.2MB)