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【魂のこよみ】「冬」「聖夜の気分」〜内面に響く聖なる言葉をオイリュトミーで動く
アドヴェントガーデンに差し込む冬至の光 in 奏身舎
 冬至合宿用に、やわらかな日本語のリズムで訳してみました。
 🌟【魂の暦】37週「冬」  
                 意訳/渋谷智栄子.  
宇宙の冬の その夜に  
霊の光をもたらすために
 祝福をうけ、私は願う。
魂の ちいさな種の輝きが
宇宙のそこの根底に 
 根づくことができますように。
そして神の み言葉が 
 感覚の 暗い闇のさなかでも
すべての存在 つらぬいて 
 ひびきとなりて 
輝くように。
🌟【魂の暦】38週「聖夜の気分」
訳/高橋巌(1984年版)
魔法がとかれたように
私は魂の胎内に
子なる霊を感じる。
明るくなった心の中に
聖なる宇宙の言葉が
希望に満ちた天の果実をみのらせる。
その果実は私の存在の神的根底から
宇宙の果てにまで歓びの声をひびかせる。
冬至の朝の光はどこか歓びに満ちています。
その頃、御子イエスは誕生し、
イエスの誕生とともに、自分自身の内面に新たな自分が生まれるのを感じる・・・
とても祝祭的な喜びに満ちた言葉が、美しい鐘の音のように響きます。
まさに聖夜にふさわしい気分ですね。
「魂の暦」は、大宇宙と小宇宙である人間の魂が、一週間ごとに照応するように、シュタイナーが書きしるしたもの。詩のような言葉が、季節の推移とともに心に直接語りかけてくれます。
自分の心の内奥を通して大きな宇宙と出会う。そのための瞑想の言葉と言えましょう。
魂の暦を読んでいると、不思議と心の奥で秘かに感じていたことに出会い、ハッとすることがあります。
宇宙と出会う=自分と出会う
内面への旅が、遠く果てしない宇宙に通じている。
シュタイナーの語る「宇宙」とは、内面の宇宙、精神世界のことなのです。
魂のこよみは、本当の自分と出会うための瞑想の書、ともいえるでしょう。
それを冬至合宿ではオイリュトミーで母音子音の響きを体に満たして、動きます。
内面に響く聖なる言葉を、
からだ全てを鼓膜にして、響かせましょう!
▼【告知】オイリュトミー冬至合宿ご案内 
http://sousinsya.com/info/5948079
▼「病気から健康へのプロセス」をオイリュトミーで体験❄️冬至合宿12/21~22
http://sousinsya.com/diary/142616
▼❄️闇が極まる冬至に体験する‘新たなる夜明け’✨
http://sousinsya.com/diary/category/1257012
🍎「りんごロウソク」❄️「冬至合宿」での奇跡の出会い
http://sousinsya.com/diary/136199
🌟お申し込みは↓
【12月のオイリュトミー予定】
怒涛のように多忙だった11月が終わり、1年最後の締めくくりとなる12月がやってきました。
あっという間に過ぎた一年のような気がします。
昨年は、夏から秋のわずかな期間に相次いで父母を亡くし、
深い喪失感を抱いた年でもありました。
今年は、これまでと違う盆と正月を過ごし・・・気がついたら、もう12月。年末です。
11月末には、おひさまの丘宮城シュタイナー学園のオイリュトミー発表、
そして25年度から始まる教員養成講座のオンライン説明会、
奏身舎でのりんごロウソクや冬至合宿の準備と
毎日が本当に濃厚でハードですが、充実していました。
新しい何かを創造するときは、人間の共同作業に、天の力も加勢されるようです。
創世記のエロヒムたちのように、それぞれができうることを精一杯やっていると、
沸き立つようなエネルギーが生まれますね。
私たち人間も今を一生懸命生き、遠い未来に希望を抱きながら、縁ある人々と心を通わせ、新たなものを
創造するとき、そこにあたたかな熱が宿ります。
それは、宇宙の始まりにあった熱。
神々の祈りと思いが込められています。
晩秋から冬へと季節が移ろい、朝は大地を真っ白な霜が覆うようになり、
夜の闇がだんだん長くなってきました。
そしてアドベントの時期を迎えました。
次第に濃くなる闇の世界から、一気に新しい光の世界へとシフトするのが冬至です。
毎年、やってくる冬至は、奏身舎を建ててから、特別に意味あるものとなりました。
冬至の頃、朝のホールに差し込む光が、一際、輝きを放つのです。
それは、魔法のようでもあります。
陰が極まり、陽へ切り替わるとき☯️
闇から光へ✨、内から外へのターニングポイント。
病気から健康へ🍀転ずるときのような爽快感を伴います。
この季節がもたらす大きな変容のエネルギーをいただき、
大自然や大宇宙の営みと一緒に、
光ある方向へ、新たな創造へと
勇気を出して舵を切りたいものですね!
冬の陽光には、不思議な力強さと
神秘的な輝きが✨あります。
物理的な陽光は、弱まるのですが、
精神的な光は、ひときわ強まるようです。
冬至の光が差し込む、朝のアドベントガーデン
🌟
12/21~22にオイリュトミー冬至合宿を開催します。
テーマは
「宇宙の冬✨新たなる夜明け」
病気から健康へ至る癒しのプロセスをテーマにしています
アドベントガーデンでのりんごロウソクは
闇の中に光を灯すお祭り。
今年は、12/15に
那須シュタイナー自然学校、森の風学園、
一般参加の子ども達が一緒にお祝いします!
神々しい輝きは、この時だけの大自然からの贈りもの
この光の中で、12/21~22「冬至のオイリュトミー」を体験します。
暗く寒いこの時期こそ、
心の中に
力強く精神の太陽が昇るのが
感じられるとき。
*・゜゚・*:.。..。.:*・'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
シュタイナー「冬至」高橋巌 訳
真夜中に太陽を観よ!
命のない大地に石で築け!
日が沈み、死の夜を迎えたなら、
創造の新たな始まり、朝の若い力を見出せ。
高みで神々の永遠の言葉が開示され、
深みで平和に満ちた安らぎの場が守られる。
暗闇に生きて 太陽を生み出そう。
物質世界にあって 精神の喜びを感じ取ろう。
〜〜〜〜〜〜
🎄12月の予定についてお知らせします
【こどもクラス】
◉小学生クラス
那須シュタイナー自然学校
12月14日・15日は《2024 りんごロウソクのクリスマス》です!
奏身舎での宿泊参加は満員御礼ですが、15日のみ参加(15日だけでも大満足な内容です!)はまだ若干名募集してますので、ぜひどうぞ!
🍎りんごロウソクのクリスマス🎄
【日時】12月15日(日)10時〜15時半頃終了予定
▼詳細はこちら
https://ameblo.jp/eurytmie-sousinsya/entry-12870970012.html
▼申し込み先
【那須シュタイナー自然学校って?】
毎月1回、那須 奏身舎にて開校。小学生対象。
発達がのんびりな子、ハンディがある子も歓迎!大人も子どもも相手と出会い、育ち合う学校です。
授業はオイリュトミー、水彩、エポック、フォルメン、手仕事、自然遊び、小さな音楽会etc…
講師:渋谷智栄子 吉澤明子 他
◆次回日時 1/11(土)9:30~
◆会場 那須・奏身舎(栃木県那須塩原市鹿野崎)
◆お申込み、問い合わせ 下記メールへご連絡ください
▼FB記事
《ファンタジーは身体と魂を深いところであたためる》
オイリュトミーは、聴覚、平衡感覚、運動感覚、触覚、言語感覚・・あらゆる感覚を統合する身体芸術。
子どもクラスでは、畑での収穫や自然体験など、内と外をバランスよく体験できるよう配慮しています。
▼インスタ記事はこちら
 https://www.instagram.com/waldorf_nature_school
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◉幼児親子クラス
12月は《2024 りんごロウソクのクリスマス》
通常の活動はお休み
🍀次回は1月です。
◆日時:1月18日(土) 14時30〜
日時は変更する事もありますので、お問合せください。
◆内容:手遊び、音遊び、わらべうた、オイリュトミー
終わってから、森やお庭で自由遊び。
◆参加費:親子(親1人、子1人3,000円)
きょうだい参加は、+千円
◉子どものパーソナルレッスン・・(日時応相談。平日も可能)
ハンディあるお子さんだけではなく、
個性豊かに「芸術的な感性」を大切に育てたいと願っておられる方も、どうぞご相談ください。
一人一人のお子様の個性や興味に応じたレッスンを行います。
*・゜゚・*:.。..。.:*・・*:.。. .。.:*・゜゚・*
❤️お問合せは
渋谷智栄子
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🍇【奏身舎大人クラス】
◉水曜芸術オイリュトミークラス
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⭐︎生徒随時募集!
内容:オイリュトミー実技+読書勉強会
日時:第2、4水曜日 12/11,25 13時〜15時
月謝:月2回 6千円
⭐︎月1参加も可能です。
⭐︎遠方からの方、那須塩原駅から送迎も可能です。ご相談下さい。
◉大人のパーソナルレッスン
芸術、教育、メルヘン、手遊び、日本語の言霊、音楽に特化したレッスンなど。
ご希望に応じてプログラムしますのでご相談ください。
奏身舎ロフトで宿泊、集中講座も可能です。
*・゜゚・*:.。..。.:*・'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
【ハンディのある成人クラス】
・グループレッスン 12/20(金曜) 10時〜11時
この日は、あみすた園の方のための「りんごロウソク」を開催します。
・個別レッスン 12/3,17(火)
一人一人異なる個性や特性によって、ふさわしいプログラムを作成、
生徒さんの「やりたい!」を引き出すことを、何より大切にしています。
シュタープ(銅製の棒)で空間把握を練習するMさん
この練習が大好きです。
●生徒さん一人一人に合わせ、やる気スイッチをオンにし、アンバランスになりがちな感覚を統合し、内側からの治癒する力を育むようにプログラムします。
●感覚と感情が一つに結びつながる芸術体験は、内側から癒す力が働きかけます。
●意識だけではなく、無意識にも働きかける良質の音楽をピアノ生演奏で用います。
●音楽的なものをベースに体を動かし、心から美しい!楽しい!と感じる時間を共に創り出します。
●個性や興味に応じて、手遊び歌、器楽(笛やピアノ、ライアーなど)、
また、詩をノートに書いたり、絵を描いたりもいたします。
🍀各クラス、体験参加もできますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
    お問合せ: nasu.sousinsya@gmail.com   渋谷智栄子
*・゜゚・*:.。..。.:*・'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
♦️【他の定期クラス】
幼児施設
●那須塩原 創造の森保育園 12/11、25
●須賀川市 プリムラ子ども園 12/5(木)
●白河市 認定こども園らのみな 2/6(木)
児童養護施設
●福島県玉川村
ゆめみの里「森の風学園 」12/7(土)
学園では、心身が傷ついた子どもたちの為に、オイリュトミーやリコーダー、ギター、手遊び、音楽的なものをベースに芸術療法をしています。
フリースクール
●鹿沼市 にじのもり自然学校 11/29(金)
昨年に引き続き、親子シュタイナー教育体験会、全4回無事終了いたしました。
来年度も開催予定です。
▼にじのもり自然学校website
全日制シュタイナー学校
●おひさまの丘 宮城シュタイナー学園 12/12(木)
・子どもクラス(2年生〜9年生まで)
・大人クラス・・12(木)午後14時半〜16時
🌟1月30日 10時〜12時「十力の金剛石」第4回
オイリュトミーで体験する〜宮沢賢治の童話の世界〜
🌟2025年よりスタート!
第4回おひさまの丘宮城シュタイナー学園 教員養成講座
▼
https://www.ohisamanooka-steiner.or.jp/post/第4回おひさまの丘宮城シュタイナー学園教員養成講座のお知らせ
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●宇都宮ひばりの会
・・初心者から熟練の経験者まで学べます。
【日時】12/9(月)
9時半〜11時半基礎 / 12時〜14時・・・応用
【会場】宇都宮市 河内地区市民センター
【お問合せ】hibari_no_kai@yahoo.co.jp
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✴️奏身舎での12月イベント
◉りんごロウソク
▼りんごロウソクのクリスマス12/14,15
https://ameblo.jp/eurytmie-sousinsya/entry-12870970012.html
◉大人冬至合宿 ・・今年は21日が冬至。ジャストタイムでの開催となりました!
12/21(土)11時〜12/22(日)15時
* 宿泊付き参加は限定8名のみ
*22日朝オイリュトミーの後マクロビ粥付き
▼【告知】オイリュトミー冬至合宿ご案内 
http://sousinsya.com/info/5948079
▼「病気から健康へのプロセス」をオイリュトミーで体験❄️冬至合宿12/21~22
http://sousinsya.com/diary/142616
▼❄️闇が極まる冬至に体験する‘新たなる夜明け’✨
http://sousinsya.com/diary/category/1257012
🌟お申し込みは↓
🍎「りんごロウソク」❄️「冬至合宿」での奇跡の出会い
http://sousinsya.com/diary/136199
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✴️【那須・奏身舎】ホールの使用について
レンタルしています。お使いになりたい方、ご覧下さい。
https://ameblo.jp/eurytmie-sousinsya/entry-12698246700.html
「病気から健康へのプロセス」をオイリュトミーで体験❄️冬至合宿12/21~22
◉人はなぜ、病むのでしょうか?
痛みや苦しみ・・・病気になることの意味は、一体あるのでしょうか・・・?
苦しみ、悲しみ、病み衰えること・・それらは「ネガティブなもの」「悪いもの」と言われています。
どちらかというと、できれば避けて通りたいもの・・ではないでしょうか。
しかし、人が本当に成長するためには、悪や病、苦しみと向き合うことが、やはり必要なのです。
そんな「病気から健康へのプロセス」をオイリュトミーで体験し、背後にある深い叡智を学びたいと思います。
◉ペルトー「アリヌーシュカの癒しのための変奏曲」
アリヌーシュカという少女が、徐々に病気から健康へと回復していく過程。
それが音楽で表現されているのが、アルヴォー・ペルトー作曲「アリヌーシュカの癒しのための変奏曲」です。
moll(短調)からDur(長調)へと転換するメロディーや、繰り返されるリズムによって、
病気で弱っていた少女のが、次第に健康に輝き、生命力に溢れていく様子を、オイリュトミーで体験します。
シンプルな繰り返しの中で、次第に健やかに変容してゆくプロセスを体験することで、内なる喜びと感動を覚えることでしょう。
◉短三度、長三度のインターヴァル
病気から健康へ、悲しみから喜びへ・・
この体験をもたらす秘密は、短三度、長三度のインターヴァルにあります。
たった半音違うだけで、三度は、喜びと悲しみの両極が表現できる、不思議な性質を持っています。
それを表現可能にするのは、人体の骨格、腕の骨の仕組みにあります。
人間の腕には橈骨、尺骨と二つの骨が交差するように存在し、どちらを使うかで、外へ押したり、内へ引いたりという動きができるのです!
短三度、長三度の違いをオイリュトミーの動きで骨格と共に感じてみましょう!
◉人体は音楽的にできている!
人間の体が、いかに音楽的にできているのか・・・本当に驚くばかり。
オイリュトミーで丁寧に味わってみませんか!
そして、病気から健康へと癒やされていく過程を、音楽オイリュトミーを通して、美しく芸術的に体験しましょう!
きっと、音楽を通して、あなたの心も健やかに晴れやかに解放されることでしょう。

mollのオイリュトミーフィギュア

durのオイリュトミーフィギュア
▼「アリヌーシュカの癒しのための変奏曲」
You Tubeで演奏しているのは10歳のピアニストさん!
↓
https://www.youtube.com/watch?v=D71F0gMCRLU
▼オイリュトミー公演「薔薇の波紋」2014年11月30日奏身舎 5周年記念公演より
 https://www.youtube.com/watch?v=Dl3TysbDCsw
 20:00〜「アリヌーシュカの癒しのための変奏曲」 
闇から光へ、内から外へ
均衡をもたらす母音Iのフィギュア
❄️闇が極まる冬至に体験する‘新たなる夜明け’✨
◉闇の中で光を灯す「りんごロウソク」
もうすぐアドベント(待降節)ですね。
冬至に向けて夜が次第に長くなってゆく、寒くて暗い時期は、特別な時期です。
外の世界が暗くなるにつれ、内側の心の中に小さな光が生まれるよう。
そのように、闇の中で光を灯すりんごロウソクのお祭りは、あたたかな希望そのものを感じさせてくれる聖なるセレモニーです。
奏身舎でも毎年、アドベントガーデンをつくり、子どもたちが渦の中に1人ずつ入り、光を灯しています。
詳しくはこちらを
▼【告知】りんごロウソクのクリスマス12/14,15
http://sousinsya.com/info/5956338
▼「りんごロウソク」「冬至合宿」での奇跡の出会い
http://sousinsya.com/diary/136199
闇の中に輝くりんごロウソクの光
◉一年の新たな始まり「冬至」
かつて冬至は一年の始まりでした。1日で例えるならば、
一番暗い冬至は、真夜中に当たります。
「真夜中に太陽を観よ❗️」という言葉から始まる、シュタイナーの冬至のマントラは、
‘闇が極まるときこそ、新しい光が生まれる’ことを暗示しています。
夜明け前が一番暗い、と言いますね。
 シュタイナー「冬至」 高橋巌 訳
シュタイナー「冬至」 高橋巌 訳
真夜中に 太陽を観よ。
命のない大地に 石で築け。
日が沈み、死の夜を迎えたなら、
創造の新たな始まり、
朝の若い力を見出せ。
高みで 神々の永遠の言葉が開示され、
深みで 平和に満ちた安らぎの場が守られる。
暗闇に生きて 太陽を生み出そう。
物質世界にあって 精神の喜びを感じ取ろう!
冬至の朝、アドベントガーデンに射し込む光
◉闇から生まれる新たな創造「朝の力」
今、私たちが生きている時代は、至るところで「闇」を感じる時代。
でも、闇の中からこそ、新しい創造が始まる!
夜が明けて、新たな朝の若い力が見出されるというのです。
今いる暗闇の冷たい世界から
あなた自身が光源となり、太陽を生み出しなさいと呼びかけています。
冷たさ、暗さの中にあるからこそ、
一人一人の「個」が輝く時代が到来しました。
物質的な世界の中で、孤独や痛みを感じるからこそ、
精神的な喜びを、心から生き生きと感じ取りましょう!というのです。
活字だけでは伝わらない、このマントラに込められた深い意味を、声に出て発声し、オイリュトミーで動きましょう。
すると、言葉の中の響きに潜んでいる「生命形成力=言霊」がこのカラダに満たされるのです。
カラダとは実は「聖なるうつわ」。
そのとき、日常の言葉を超えた「大きなコトバの世界」から、
あなたの聖なるうつわに、自ら癒す力が注がれるのを体験することでしょう。
今回の冬至合宿は、闇から光へと至る、癒しのプロセス「病気から健康へ」・・を
短3度と長3度の音楽体験や、母音子音による言葉の響きを通して、芸術的に体験します。
あなたの中にある、「自らを癒す力」に出会えますように!
冬至合宿についてはこちらを
▼【告知】オイリュトミー冬至合宿ご案内
http://sousinsya.com/info/5948079
音と色は、世界を開く扉
オイリュトミー講師/渋谷智栄子 と 水彩講師/吉澤明子
窓辺で語り合う私たち二人。これまでも、メルヘンや神話のコラボ講座を開いてきました。
なぜ、私たちが一緒に活動しているのか?
これも運命的な「出会い」があったから、としか言いようがありません。
◉引っ越ししたらご近所だった
大先輩である吉澤明子さんは、言わずと知れた、シュタイナーの水彩教育の草分け的存在。
1999年頃に那須に移住され、
私は7年後、2006年東京から那須に移住し、3年目の2009年に那須・奏身舎を建てたのですが、
そこは、何と偶然、吉澤さんの家のご近所でした!
(いえ、これも偶然ではなく、必然だったのでしょう)
◉芸術は感覚を統合し、内側から癒す
オイリュトミーと水彩を教える私たち二人は、ハンディある人たちとの芸術指導にも長らく携わってきました。
芸術といっても、単に上手に描いたり、人より美しく動いたりするのが目的ではなく、
・「教育は治療である」シュタイナー
・「自我を目覚めさせ、感覚を統合する」 ミヒャエラ・グレックラー
これらの方の言葉にあるように、 人を内側から癒す教育芸術なのです。そこには優劣はありません。
また、音と色、素材は異なっても、オイリュトミーで見せる動きと水彩で描く絵には、大きな関連性があります。
聴覚と視覚、聞くことと見ること・・
これらは補い合って、互いの感覚をより育むものなのかもしれません。
◉ハンディある子どもとの運命的な出会い
それは私たちにとって、運命としか言いようのない出会いでした。
私の場合、オイリュトミー講師として独り立ちし、最初に出会ったのが ハンディを持つ子どもたちでした。
通常のやり方では、上手くいかず、
目の前にいる子どもたちに、とにかく伝わるものをと、必死に考え編み出し、生まれた指導、授業法。
現場で生まれた指導法は、シュタイナーの治療教育講義やシュタイナー教育に関する文献を読み、照らし合わせると、
改めて「この方針で良いのだ!」と裏付けを得たのでした。
また、「ことば」とは何か?ということも、
ハンディを持つ人たちとの出会いによって、大きな気づきを得ました。
◉教育芸術講座として発展
この当時の授業体験が、
後のオイリュトミー指導の土台となり、また、発音体感をベースとした手遊びや、歌、運動遊びは、
「教育芸術講座」として発展してゆき、各地で保育士、教師、発達支援教育・・子どもに関わる多くの方が受講されました。
・イシスの会「教育オイリュトミー指導者養成講座」 東京2016年〜2019年
・ソフィア教育芸術研究会 東京 2019年〜2021年
〃 那須 2022年〜2023年
・シュタイナー教育芸術アクティビティ指導者養成講座 みんなのシュタイナー主催
東京 2022〜2024年
✳︎2025年からスタートする、おひさまの丘宮城シュタイナー学園「教員養成講座」のコースリーダーとして、
渋谷は、オイリュトミーはじめ、教育芸術の理論と実践を教授させていただくこととなりました。
▼教員養成講座についてのFB記事はこちらを
詳細については近日中にUPする予定です。
◉〈那須シュタイナー自然学校〉での講師として
那須地域に住む私たちは、25年ほど前からシュタイナー教育を元にした週末クラスで子どもたちに教えています。
2年前から〈那須シュタイナー自然学校〉という月1の子どもクラスを、共同体として父母と一緒に運営し、
通常の授業だけではなく、夏、冬のイベントや、
2024年10月から初のオンライン読書勉強会も開催し、日本はもとより海外からも参加されたのでした。
▼那須シュタイナー自然学校 FB記事はこちら
▼りんごロウソクのクリスマス ご案内
http://sousinsya.com/info/5956338
◉不登校の小中学生34万人、過去最多!
ある日、新聞を開くと「不登校の小中学生340,000人、過去最多!」
の見出しが踊っていました。
続いて 「重大いじめ」初の1000件超え 23年度、文科省調査とのキャプションが!
※記事より抜粋:
文部科学省は31日、2023年度に全国の小中学校で30日以上欠席した不登校の児童生徒は11年連続で増加し、全体の3.7%にあたる34万6,482人で最多を更新したとの調査結果を発表した。22年度から47,434人(15.9%)増えた。 小中高などが認知したいじめは732,568件で、前年度比7.4 %増。うち身体的被害や長期欠席等が生じた「重大事態」は、1306件で、初めて千件を超えた。
その翌日のこと、私たち二人は奏身舎でミーティングしました。
これも、予め予定していたのではなく、クラスの日にちをうっかり間違えてやってきた吉澤さんに
せっかくだから、お話ししませんかとお誘いしたのでした。☺️
◉二人の会話より
〜〜〜〜〜〜
C:昨日の新聞では、不登校の小中学生が340,000人で、過去最多なんですって。
「重大いじめ」初の1000件超えだというし。
学校に行くことに不安を感じる子がますます増えてる。
学校だけではなく、大人や社会に対して信頼を失っている子が多いような気がします
A:今の世の中を見ると、自然も人間も壊れかかっていますね。暴風雨や年々酷くなる夏の異常な暑さなど、環境破壊による気候変動も、目を覆いたくなるほどになってるしね。
C:国家間の紛争も21世紀になっても、どうして終わらないのかな?
第2次世界大戦で、原爆の恐ろしさがわかったはずなのに、より一層残酷な方向に行ってるような気がします。
A:核兵器を筆頭に、大量破壊兵器がどんどん作られている。
湯水のように税金を使って・・
C:アタマだけの冷たい知性だけで考えると、どんな残酷なこともできてしまうのかもしれませんね。
A:そうね、アタマだけ使っていると、現実の生活から乖離し、命ある方向ではなく、
破滅的な方に突っ走ってしまうんじゃないかな。
C:シュタイナーも頭だけ使っていると動物的になってしまうと言っていましたね。
A:そうそう、
心を動かさないと、人間は人間らしく生きられないですね。
C:本当に!
だからこそ、芸術が必要なんですね!!
A:心と体を動かす芸術体験は、人間に生きた叡智と生命力を与えてくれますね。
それは、床間の飾りのようなものではなく、根源的なもののはず。
C:優劣は全く関係なく、
どんな人にも、美を感じるセンサーがあるからね。
「真善美」を感じるセンサー。
そこが機能すれば、自ずと調和を求めたくなりますよね。
A:まず、人間とはどんな存在か?を知らないといけない。
シュタイナーの3分説による人間観〈体・魂・霊〉は本当に大事ですねー。
C:本当にそうですね!
美しいものの体験は、魂を内側から動かしますね。
感覚という根っこを通して、美の体験が、生きる糧の養分となり、
魂(心)と結びつくことで、
高貴な精神の世界にも羽ばたける。
A & C:芸術の素晴らしさ、大切さを、こんな時代だからもっと多くの人に伝えたいですね!
◉音と色は世界を開く扉
音と色の体験は、世界を開く扉であり、自分と出会うための「根源」。
その源では、あらゆる命、植物、動物、鉱物、もちろん人間も繋がっており、人類共通の財産といえます。
だから、音と色の体験は、大きな〈カシコイ コトバ〉を知ることとも言えるのです。
ヘレン・ケラーが「水」という言葉の体験を通して、世界と出会い、知性が目覚めたように。
その〈カシコイ コトバ〉を、シュタイナー教育ではオイリュトミーや水彩、フォルメンで体験し、学びます。
この学びは、繰り返し体験することで血肉となり、人を変容させる生きた叡智の力となるのです。
きっと、どんな状況に置かれても、自分で真っ直ぐ立ち、希望を失わずに生きてゆくエネルギーをそこから汲み出せることでしょう。
◉危機の時代にこそ必要な、芸術の癒し
危機の時代だからこそ、芸術による真の癒し、本当の人間観に裏付けられた教育芸術が必要です。
だからこそ、
これまでを振り返って、芸術の授業を通して起こった、数々の奇跡や、心震える感動の場面、
そして今、起こっている変容のドラマを、言葉でも書き記し、広く世の中に伝えてゆきたいと切実に思いました。
ということで、シュタイナー教育の柱でもある「オイリュトミー」と「水彩」二つの視点から
・これまで出会った子ども達との奇跡の場面
・聞くこと、見ることの相互作用
・芸術の持つ大きな可能性
・オイリュトミーと水彩の基本
・「教育は治療である」の背景
 
これらシュタイナーの教育芸術の素晴らしさについて、言語化してまとめ、これから世の中に広く伝えていきたいと思います!























